犬を飼っている限り、誰しも一度は経験するのが、犬の病気やケガです。そして、そのたびに動物病院へ通院する飼い主さんも多いのではないでしょうか。また、犬種によってかかりやすい病気も異なるため、通院期間や医療費も想定外なことが多く、家計に大きな負担をかけてしまうこともあるでしょう。
一番大切なのは、飼っている愛犬がどういった病気にかかりやすいかを知っておくことです。そうすることで、大まかではありますが医療費の想定が可能です。ここでは、犬がかかりやすい病気やなかなか聞けない医療費について、そして、ペット保険に加入しているとどれくらい負担が軽減するのかについて紹介していきます。

犬がかかりやすい病気と気になる医療費について

犬には、犬種限らずかかりやすい病気と、犬種によってかかりやすい病気の2つに分かれます。そのため、愛犬がどのような病気にかかりやすいか知っておくことが大切です。

【犬種に限らず多い病気】

急性(慢性)膵炎

元気がない・嘔吐と下痢を繰り返すなどの症状が見られた場合、この病気の可能性が高いです。残念ながら、自宅で様子を見ているだけでは完治しない病気のため、早めに動物病院を受診しましょう。

診断には血液検査が必要になります。その後、3~7日程度の入院治療(点滴と注射など)を行うため、目安としては、5~10万円程といったところです。

甲状腺機能低下症
元気がない・食事量は変わらないのに体重が増える・脱毛・皮膚の乾燥などの症状があり、7歳以降のシニア期に発症することが多い病気です。
甲状腺機能低下症を診断するには、外注による血液検査を行います。診断後は、継続的に投薬治療をしていく必要があるため、検査費用(数か月に1回の定期検査)5,000円程+毎月の薬が3,000~5,000円といったところです。
糖尿病
私たち人間と同じように、犬も糖尿病にかかります。多飲多尿・体重減少・食欲増加などの症状が目立つようになったら要注意です。
診断するには、外注による血液検査を行います。診断後は、継続的にインスリンの注射を自宅にて行う必要がある他、数か月に一度、院内で簡易血糖値(1,000円程度)を行います。そのため、インスリン含め医療費は、3、000~5,000円といったところでしょう。
慢性腎臓病
犬が発症しやすい病気の代表例でもあります。元気がない・多飲多尿・食欲不振・体重減少などの症状があり、多くの場合、腎機能が低下してきた頃に気付くことが多いです。そのため、年1回健康診断で血液検査をすることをオススメします。
また、診断には血液検査(院内+外注)、尿検査、レントゲンなどを行います。確定診断するまでの医療費が1万円程度かかる他、毎月の投薬が3,000~5,000円かかります。もちろん、数か月に1度の定期健診も必要になります。
子宮蓄膿症
ヒート終了後に発症することが多く、元気がない・食欲低下・発熱・陰部から膿が出るなどの症状があったら、早急に動物病院を受診しましょう。
子宮蓄膿症は、基本的に手術で子宮と卵巣を摘出します。3日間程の入院と、数日間の投薬が必要になるため、費用の目安としては15~20万円といったところでしょう。

【犬種特有の病気】

外耳炎
トイ・プードル、ダックス・フンド、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル、コッカー・スパニエル、シーズー、ペキニーズなどの耳が垂れている犬種は、定期的に耳掃除をしてあげないと外耳炎を発症しやすくなります。愛犬の耳が赤かったり、やたら気にして掻いたり、耳を触ると嫌がるなどの症状があった場合は、外耳炎の可能性が高いです。
外耳炎を一度発症すると、再発してしまうリスクが高いため、定期的な診断と自宅での耳洗浄は必須になります。医療費の目安としては、1回の耳洗浄で2,000~3,000円程度、点耳薬が1,000程度となります。1ヶ月に1回(症状にもよります)定期的に通院すると良いでしょう。
僧帽弁閉鎖不全症
キャバリア・キング・チャールズ・スパニルやチワワなどに発症しやすい病気として有名です。愛犬が疲れやすくなった・ハァハァとすることが増えた・咳をするなどの症状が目立つようになったら、早めに動物病院を受診しましょう。
超音波検査・レントゲン・聴診にて診断をします。確定診断するまでの検査費用が1万円程度、毎月の投薬が5,000円前後といったところでしょう。ただ、この病気は、症状によって薬の量も増えていくため、徐々に医療費が上がると思っていたほうが良いかもしれません。
椎間板ヘルニア
ダックス・フンド、コーギー、ペキニーズなどの胴が長い犬種は、他の犬種に比べ椎間板に負担がかかりやすいため、この病気を発症しやすい傾向にあります。ある日突然発症することが多いので、段差を昇り降りする時に鳴く・触ると嫌がる・痛がるなどの症状が出たら、早めに動物病院を受診しましょう。
触診とレントゲンにて診断をします。検査費用は7,000円前後といったところで、症状が軽度の場合は、数日間の痛み止めの薬(約1,000円程度)で様子を見ます。ただし、症状が悪化し手術をするようになると、入院をもともなうため、20万円前後はかかることが多いです。

犬の場合、私たち人間のような健康保険の制度がないため、基本的に医療費は全額自己負担になります。そのため、動物病院での会計時に、その金額を見て愕然としてしまった飼い主さんも多いのではないでしょうか。もちろん、医療費も動物病院によって異なるため、あくまで目安にはなってしまいますが、家計に大きな影響を与えてしまうことは間違いないでしょう。

ペット保険に入っているとこんなに違う!

このように、犬の医療費は予想を遥かに超えるほどかかってしまうのです。ただ、大切な家族の一員である愛犬には、適切な治療をしてもらい1日でも長く元気でいてもらいたいというのが、飼い主さんの願いではないでしょうか。
最近では、こうした飼い主さんの願いを叶えてくれるペット保険が多く販売されるようになりました。ペット保険に加入することにより、医療費が30%~70%(通院+手術+入院のプラン)軽減されるため、家計を圧迫することもありません。また、手術のみを保証してくれるプランの場合、手術費用を90%補償してくれるプランもあるため、高い治療費で悩むこともありません。
ただ、ペット保険は終身で継続が可能ですが、新規加入できる年齢は決まっています。そのため、高齢になってから入ろうと思ったら、年齢をオーバーしていたなんてこともあるため事前に調べておくと良いでしょう。

 愛犬のために何が必要なのか

このように、ペットを飼うということは、ただ可愛がるだけではありません。私たち人間と同じで、いつどんな病気になるか分かりません。とくに、犬は言葉が話せない分、異変に気付いてあげるのも遅れてしまいがちです。
かつては、高い医療費がなかなか払えず、適切な治療をしてげることができないといった理由で、命を落としてしまった犬もいました。しかし今では、ペット保険という強い味方がいます。大切な家族の一員であるからこそ、病気になった時はしっかり治療を行い、1日でも長く元気に生きていて欲しいものです。

ryooooo.co
動物看護士として働く傍ら、人間と犬がもっと楽しくお互いが幸せに暮らせるように、医療に限らず犬の食・法律・暮らしについて日々勉強しています。

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