プードル用、チワワ用、レトリーバー用など、特定の犬種用のドッグフードを販売しているメーカーもいくつかあります。
犬は犬種によって見た目が大きく異なりますが、犬種によって最適なドッグフードも異なってくるのでしょうか?

犬種ごとにドッグフードを分ける必要性

結論から言うと、犬種ごとにドッグフードを選ぶことにはあまり意味はありません。確かに、犬種によって、肥満になりやすかったり、特定の病気にかかりやすかったりといった差はありますが、犬種ごとの差よりも、個体差の方がはるかに大きいです。
味や大きさ、形の好みも、個体差によります。
栄養バランスに優れ、消化吸収率が高いフードが、犬種に関係なく望ましいドッグフードです。その上で、個体差に合わせて、適切なエネルギー量で、アレルギー反応を起こさない原材料でできたフードを選ぶことが基本です。

犬種ごとよりも個体差の方が重要というのが大前提ですが、その上で犬種による特徴の違いを紹介します。

大型犬

大型犬や超大型犬は、小型犬・中型犬と比較すると、体が大きく体重が重いため、関節や心臓に負担がかかりやすくなります。
関節をサポートするコンドロイチン硫酸やグルコサミン、心臓をサポートするタウリン、Lカルニチン、抗酸化作用のあるビタミンC, Eやポリフェノール、オメガ3脂肪酸などといった成分が配合されているフードは、大型犬の健康管理に役立ちます。
大型犬は大量のフードを勢いよく食べてしまう傾向があり、結果として、消化不良だけでなく、胃捻転などのリスクも高くなってしまいます。キブル(粒)のサイズが小さいと、一気に飲み込めてしまいますが、キブルサイズが大きいと、咀嚼しないと食べられないため、早食いを防止することができます。また、よく咀嚼することは、歯についた歯垢を除去する効果もありますので、歯周病予防にもなります。
必要なエネルギー量は体重の0.75乗に比例しますので、体重の重い大型犬は、小型犬や中型犬と比べると体重あたりの必要エネルギー量は少なくなります。このため、カロリーが低めのフードが適しているケースが多くなります。

大型犬の子犬はゆっくりと成長するため、子犬の時期に特にカルシウムやリンなどの栄養素を過剰摂取すると筋骨格系に疾患を引き起こすことがありますので、大型犬の子犬用のフードを与え、過不足ない栄養を摂取できるようにすることが大切です。

小型犬

小型犬は、中型犬と比較すると体重あたりの必要エネルギー量が多くなりますので、カロリーが高めのフードが適しているケースが多くなります。当然ですが、屋内で過ごす時間が長くて、消費カロリーが少ない場合は当てはまりません。
また、口のサイズが小さいので、キブルサイズが小さなフードしか食べない犬もいます。そういった犬には当然小さなキブルサイズのフードが適しています。
ただし、小型犬だからキブルサイズの小さなフードしか食べないと飼い主さんが思い込んでいることが多いのも実態です。キブルサイズの大きなフードをあげてみたら問題なく食べたというケースもよくあります。キブルサイズが大きいと、咀嚼しながら食べることになりますので、歯についた歯垢を除去し、歯周病予防になると言う効果は小型犬にとっても好ましいことです。

足が短い犬種

コーギーやダックスフントなど、足が短い犬種は先天的に関節に負担がかかりやすくなります。コンドロイチン硫酸やグルコサミンなど関節をサポートする成分が含まれたドッグフードは健康維持に適しています。

長毛種

ヨークシャーテリアやシーズー、マルチーズなどの長毛種は、他の犬種と比べると被毛の維持に多くのタンパク質が必要となります。タンパク質含有量が高く、かつ生物価・アミノ酸スコアが高くて良質なタンパク質源が使われたフードが適しています。

筆者yukiya.hiプロフィール:
動物好きが高じてペットフード販売業を営む。大切な家族の一員として、体に良いペットフードをあげたいけれど、どうやって選べばよいのかわからないという飼い主さんに、カウンセリングを通して最適なフード選びを提案しています。

病気になる前にドッグフードをチェック!!

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