犬は雑食寄りの肉食動物なので、人間と比べると多くのタンパク質を必要としています。このため、ドッグフードの成分構成のうち、タンパク質が占める割合は大きく、メインの原材料も肉類や魚類、小麦(グルテン)となっています。
ドッグフードの原材料として利用されている代表的な肉類である、鶏肉、牛肉、豚肉についてその特徴を紹介します。

鶏肉

原材料表記に、「鶏肉」「チキン」「フレッシュチキン」「チキンミール」などと記載されている場合は、鶏肉が使用されています。
鶏肉はドッグフードのタンパク質源として一般的な原材料です。良質なタンパク質が豊富に含まれており、消化にも優しい原材料です。
肉類の中では、脂肪分が少なく、ビタミンが豊富で栄養価のバランスに優れいていることが特徴です。

鶏肉に対してアレルギーを持つ犬もいるので、今まで鶏肉が使われてたフードを食べたことがなく、鶏肉のフードに切り替えたタイミングで皮膚・被毛や目などにアレルギー症状が現れた場合は注意が必要です。それさえなければ、スタンダードで安心な原材料と言えます。

チキンミールというのは、鶏肉を粉砕して粉状にしたもの混ぜ合わせたものです。ある程度の価格帯以上のプレミアムドッグフードで使用されているチキンミールは、鶏の肉の部分だけから作られていますが、安価で粗悪なドッグフードで使用されているチキンミールには、肉の部分の他に、内臓や肉の切れ端、骨の周辺の肉、血液、くちばし、トサカ、脚、羽などの副産物が含まれているケースも在ります。安価なものほど、本来食べられない部分が含まれている可能性が高くなりますので、チキンミールが使用されている場合は、鶏のどの部分が利用されているのかを確認することが重要です。

関連:ドッグフードの原材料 〜チキンミール〜 特徴と留意事項

牛肉

原材料表記に、「牛肉」「ビーフ」「ビーフミール」などと記載されている場合は、牛肉が使用されています。
牛肉には良質なタンパク質が豊富に含まれており、消化にも優しい原材料です。
肉類の中では、脂肪分が多く、鉄分が豊富に含まれていることが特徴です。

牛肉は犬にとってアレルギーを起こしやすいので注意が必要です。特にこだわりがなければ、牛肉が使用されているドッグフードは避けるというのも無難な選択でしょう。

ビーフミールは、牛肉を粉砕して粉状にしたものを混ぜ合わせたものです。チキンミールと同様に、品質の高いものは肉の部分だけでできていますが、粗悪なものは副産物を含んでいますので、牛のどの部分が利用されているのかを確認することが重要です。

豚肉

原材料表記に、「豚肉」「ポーク」「ポークミール」などと記載されている場合は、豚肉が使用されています。
豚肉には良質なタンパク質が豊富に含まれており、消化にも優しい原材料です。
肉類の中では、脂肪分が多く、ビタミンBが豊富に含まれていることが特徴です。

豚肉に対してアレルギーを持つ犬もいるので、豚肉を使用したフードに切り替えたタイミングでアレルギー反応が現れた場合には注意が必要です。

ポークミールは、豚肉を粉砕して粉状にしたものを混ぜ合わせたものです。チキンミールやビーフミールと同様に、品質の高いものは肉の部分だけでできていますが、粗悪なものは副産物を含んでいますので、豚のどの部分が利用されているのかを確認することが重要です。

肉類の比較と選び方

代表的な肉類として、鶏肉、牛肉、豚肉を取り上げましたが、ラム肉や家禽類などその他の肉類や、魚類も含め、タンパク質源として顕著な優劣はありません。栄養価のバランスに違いはありますが、ドッグフードを製造する際には、脂肪分の量は調整され、不足するビタミン・ミネラルは添加して補われています。このため、ドッグフードを選ぶときに肉類の栄養価の違いで判断することにはあまり意味がありません。アレルギー反応の有無が最重要で、アレルギーを起こさないのであれば、あとは犬の好みで選ぶとよいでしょう。

筆者yukiya.hiプロフィール:
動物好きが高じてペットフード販売業を営む。大切な家族の一員として、体に良いペットフードをあげたいけれど、どうやって選べばよいのかわからないという飼い主さんに、カウンセリングを通して最適なフード選びを提案しています。

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