飼っている犬の無駄吠えが収まらない、トイレではない場所で排泄してしまう…など、犬を飼育する中で直面するさまざまな問題を解決するには、しつけが必要になります。
しつけと聞いてどんな方法が浮かぶでしょうか?
今では多くのしつけ教室やしつけ本を目にしますが、正しいしつけを行わないと問題行動がエスカレートすることもあります。
そこで今回は、犬のしつけについてご紹介します。
「しつけが上手くいかない」という方は、ぜひ目を通してみてください。

やってはいけないしつけ

しつけは「やってはいけないことを教える」というイメージがあります。
例えば犬が留守番中に部屋の中を荒らしてしまった時、「いたずらはしてはいけない!」と教えること。そんな風に思ってはいないでしょうか?
ひと昔前は、犬が好ましくない行動をとった時、「ダメ!」と強い口調で怒ったり、リードを強く引っ張って痛みを与えたり、場合によっては叩いたりするといったしつけ方が行われていました。
確かに「いたずらをしたら痛い思いをする」といった嫌な記憶を覚えさせておけば、犬は大人しくなるかもしれません。
しかし、恐怖や痛みで抑え付けてしまうことは、犬にとって大きな精神的負担となります。
飼い主に怯えるようになってしまえば良好な信頼関係は作れませんし、上手くしつけられなくなるでしょう。また、飼い主への恐怖心からストレス行動に出てしまうこともあります。
つまり、むやみに叱る・乱暴に扱うといった方法はまったく意味を持たず、逆に言うことを聞かなくなるなど、しつけの失敗に繋がってしまうことが多いのです。

正しいしつけの基本

しつけの基本は、「ほめて教えること」です。方法としては、飼い主の「要求」に犬が「反応」したら、「ご褒美」をあげるという流れになります。
例えば飼い主がおすわりと声をかけて、犬がおすわりをしたタイミングでご褒美を与えます。そうすると犬は「おすわりをすると良いことがもらえる」と知り、おすわり=良いこと、という風に関連付けて覚えていきます。ご褒美を与えるだけなく、大袈裟なくらい褒めてあげることでも犬は喜びますよ。
これをさまざまなしつけに応用していきます。
1度上手にできたからといって、そこで満足してはいけません。重要なのは何度か繰り返しながら覚えさせることです。
家族で犬を飼っている場合は、家族全員でしつけを行いましょう。
特定の人だけが教えていると、その人の言うことにしか反応しなくなることがあります。
また初めてしつけを行う場合は、場所にも注意が必要です。犬にとって刺激が少なく、集中できる場所を選んでしつけを行いましょう。
決まった場所で難なくできるようになったら、場所や状況を変えて行います。
これはどんな場所や状況であっても、飼い主の指示に従うようにするためです。

正しいしつけのポイント
要求→反応→ご褒美の流れで、繰り返し行う
家族全員で行う
初めは決まった場所で、慣れたらいろいろな場所で行う

叱るのは絶対にだめ?

初めに「叱るのは良くない」という風に記述しましたが、場合によって効果が得られるときもあります。もちろん物理的な痛みを与える方法は犬にとってマイナスになりますが、正しい叱り方を覚えれば上手く活用することができます。
犬が好ましくない行動をとった時、直ちに「いけない!」と声に出して叱ることで犬は理解ができます。
しかし時間が経った後に叱っても、犬はなぜ叱られたのかを理解することができません。大切なのは好ましくない行動をとった直後に叱ることです。
さらに、こうした罰を与える方法は繰り返し続けないとあまり効果がみられません。
1度で解決すれば良いですが、何度も繰り返す場合にはそのたびに叱る必要があります。
逆に言えば、何度叱っても直らないというのは、そのしつけ方が犬に合っていないとも考えられます。
叱ることで有効な犬もいれば、そうではない犬もいるということを知っておきましょう。

上手な叱り方のポイント
好ましくない行動をとった直後に叱る
体罰ではなく、言葉で叱る
何度叱っても効果がなければ、他のしつけ方を考える

まとめ

しつけ方の基本は「ほめて教える」ことですが、1番大切なのはタイミングです。犬がきちんと理解できるタイミングで行わなければ効果がありません。叱り方についても同様です。
しつけがなかなか上手くいかないと、言うことを聞いてくれない犬に苛立ってしまうことがあるかもしれませんが、焦る必要はありません。しつけを覚えるペースは犬によって違いますので、時間をかけてあげてください。
基本を守り、犬にとって優しい方法で上手なしつけを目指してみませんか?

 

筆者紹介

Pigeonmilk
小さい頃から動物を飼育し、現在も動物関係の仕事に携わっています。また学生時代に培った動物の飼育、看護、福祉などの知識を活かした記事を書いていきたいと思っています。

 

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