子犬を育てる時に何が1番重要だと思いますか?
環境、フード選び、ワクチン接種など…必要なことはたくさんありますが、子犬に関わる上で欠かせないのが「社会化」という言葉です。あまりピンとこないという人も多いでしょう。しかしこの「社会化」が十分か不十分かによって、子犬の成長に大きく影響を及ぼすことがあるのです。
そこで今回は子犬の「社会化」についてお話します。
これから子犬を飼おうと検討している方、現在飼っている方はぜひこの記事をきっかけに、「社会化」について知っていただければと思います。

社会化とは?

社会化とは、子犬が母犬や兄弟犬たちと暮らす中でさまざまな経験をし、犬社会のルールを学ぶことをいいます。
初めは犬社会でのルールを学びますが、人間が飼い始める時には人間社会のルールを教えていかなければなりません。これはしつけとは違い、小さいうちからいろいろなことに慣れさせていくことで、協調性や順応性を身に着ける目的があります。
社会化が不完全なまま成長してしまうと、ゆくゆくは無駄吠えや噛みつきといった問題行動が出てしまうことがあります。
そのため子犬の社会化はとても重要な過程といえます。

社会化の過程

子犬の社会化には段階がありますので、順を追ってご紹介していきたいと思います。

第一次社会期
(生後3週齢前後~12週齢前後)
初めの社会化は生後3週齢前後~12週齢前後までの間に起こります。これを感受期といい、自分が犬であること、他の犬へのふるまい方などを学んでいきます。
感受期の初期は、母犬や兄弟犬たちとの関係がとても重要な役割を果たすため、生後6週齢から8週齢まで母犬たちから離すべきではないとされています。
生態販売が生後49日の子犬でなければならないと、法律で定められているのもこれが理由です。
子犬を飼い始める時期に適しているのは、生後7週齢から9週齢の間(離乳期)です。

第二次社会期
(12週齢前後~性成熟に達するまで)
この頃、子犬は体力がつき、骨格もしっかりしてきます。乳歯から永久歯に生え替わるのもこの時期です。
生後3か月齢から4か月齢には、子犬の活動が活発になり、いろいろな場所を歩き回るようになります。
この時に散歩に出かけ多くの人や動物と接することで、それぞれの付き合い方を学んでいきます。

社会化不足による問題

社会化不足の子犬はその後、どんなトラブルを起こしやすいのでしょうか。

社会化不足でみられる問題行動
無駄吠え
嚙みつき
恐怖症

他の人や動物に対して、対面した時に相手を威嚇して吠え続けることがあります。これは子犬の時に、特定の人としか接してこなかったことが原因です。
嚙みつきは、飼い主と遊んでいるうちに本気で噛んでくることがあります。通常、母犬や兄弟犬たちと遊びながら、どこまで嚙んだらいいのかを学ぶものですが、その経験が不足していると、甘噛み以上の嚙みつきを見せることがあるのです。
また知らない人たちに恐怖心を抱く犬は、自分を守ろうとして相手に嚙みつこうとするかもしれません。
恐怖症は、車の音や雷、他人や他の動物など、慣れていないものに対して警戒心や恐怖心を持つ状態を指します。苦手な物が近付いてくると、びくびくしたり、逃げるような仕草を見せます。

理想の子犬

社会化は重要な過程です。しかし人間社会のルールを教える際には適正なタイミングがあり、あまり早すぎるのも問題です。
人が子犬を飼い始める適切な時期は生後7週齢から9週齢ですが、それ以前だと犬としての社会化が不足し、自分が犬だという自覚が薄れてしまう恐れがあるのです。
子犬を人間社会に慣れさせるために適した時期は、生後6週齢から8週齢が良いとされています。
また、子犬が母犬と一緒に暮らしている頃から、人と接触させるべきという意見もあります。
14週齢の間、まったく人間と接してこなかった子犬が、その後も人間を恐れるようになったという話もありますので、適正なタイミングで社会化を始めるのが大切です。

まとめ

社会化は初めて犬を飼う人にはわかりにくい部分もあると思います。
改めてまとめると、社会化とは犬が生きていく上で必要な行動パターンや協調性を学んでいくことです。生まれて間もなくは母犬と兄弟犬から犬社会のルールを学び、人と暮らすようになった後は人間社会のルールを学びます。
子犬の成長はとても速く、人間が何年もかかって学習する能力も数週間で覚えてしまいます。だからこそ、その時期に合わせて多くの経験をさせてあげましょう。
子犬が怖がっているようなら無理をせず、徐々に慣れさせるようにしてくださいね。

 

筆者紹介

Pigeonmilk
小さい頃から動物を飼育し、現在も動物関係の仕事に携わっています。また学生時代に培った動物の飼育、看護、福祉などの知識を活かした記事を書いていきたいと思っています。

 

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