妊娠中に犬と一緒を飼っていると、お腹の中の赤ちゃんに悪影響があるということを時々耳にします。

しかし、実際のところ妊娠中に犬を飼っている方はたくさんいます。もし悪影響があるのなら、一体何が原因なのでしょうか?

ここでは、毛を吸い込むことによる危険性の有無につい解説していきます。

 ryooooo.co
動物看護士として働く傍ら、人間と犬や猫がもっと楽しくお互いが幸せに暮らせるように、医療に限らず犬猫の食・法律・暮らしについて日々勉強しています。

トキソプラズマ症の危険性?

犬に限らず、動物は【人畜共通感染症】と呼ばれる病気を持っています。

この病気は、動物から人間に感染する可能性が高く、狂犬病もそのひとつです。ただ、狂犬病は予防接種が義務付けらており、日本でも狂犬病の発症は何十年もありません。

一方、トキソプラズマという病気は別です。

トキソプラズマは、妊婦さんを通してお腹の中の赤ちゃんに寄生虫が感染してしまうと、低体重や水頭症などのリスクが高まると言われています。ただし、トキソプラズマは、犬ではなく猫が感染することが多い感染症です。

また、感染経路は、基本的には排泄物からです。そのため、トキソプラズマに感染した排泄物を何らかの形で体内に入れてしまうことにより感染します。もちろん、排泄物に毛がつき、その毛を吸い込んでしまうようなことがあれば危険が生じます。

ちなみに、動物病院の血液検査でトキソプラズマの抗体の検査をすることが可能です。そのため、気になる場合は早めに血液検査をするようにしましょう。

犬の毛を吸い込むと危険?

犬を飼っていると、どうしても避けられないのが抜け毛です。とくに換毛期になると、毎日大量に毛が抜け落ちるため、掃除してもきりがないほどです。

しかし、抜けた毛は、雑菌やダニの温床になるため、こまめに掃除をして衛生面に気を遣う必要があります。

抜けた毛やホコリを吸ってしまうのは、お腹の赤ちゃんに影響はないとされていますが、それでも衛生的にはあまりよくありません。なぜなら、毛を吸い込んでしまうというは、ダニを吸い込んでしまっているのと同じことなのです。

妊娠していても犬と一緒に過ごせる

結果的に、妊婦さんが毛を吸い込むことにより大きな危険はありません。

そのため、妊娠していても犬は飼えますし一緒に過ごすことができます。ただし、既に説明はしましたが、衛生面には十分に気を付けましょう。

お腹の中の赤ちゃんに悪影響はなくとも、妊婦さんが大量に吸い込んでしまったら、呼吸困難や、場合によってはアレルギーを発症してしまうこともあります。そのため、こうした防げるトラブルは未然に防げるように、抜けた毛のお掃除はこまめに行いましょう。

行動範囲が狭くなるこは忘れずに

妊娠をしても犬と一緒には過ごせますが、犬と過ごす時間の減少や行動範囲が狭くなることは覚悟しておきましょう。

妊娠することにより、今まで犬を優先にしていたことが、お腹の中の赤ちゃんが優先になります。そのため、体調不良から散歩に毎日行けなくなったり、大きくなるお腹で体力の消耗が激しくなる他、床の掃除なども辛くなってきてしまいます。

このよう状態が続くと、どうしても衛生面が欠けてしまいがちです。ただし、掃除はこまめに行う必要がありますので、自分ひとりでやろうとするのではなく、家族協力の元みんなで掃除や散歩なの犬の世話を行うようにしましょう。

愛犬は家族の一員

愛犬は、大切な家族の一員です。そのため、【妊娠が発覚したからもう飼えない】なんてことのないようにしましょう。なぜなら、妊婦さんが犬の毛を吸っても、衛生面に気を付けていれば問題がないからです。良くない噂ばかりが先行して、何の罪もない犬が犠牲になってしまうことのないように、一度家族として迎え入れた犬は、その子の生涯を通して一緒に暮らしお世話をしてあげましょう。

スポンサードリンク