犬好きの方であれば、犬をだっこしている時間は至福のひとときといっても過言ではありません。愛犬が信頼して体を預けきっているのを見ると、飼い主としては嬉しく感じるものです。とはいえ、だっこの仕方に注意しないと、犬に思わぬ負担を与えてしまうことがあります。
そこで今回は正しい「だっこの仕方」についてご紹介します。

こんなだっこの仕方は要注意!
正しいだっこの仕方
小型犬以外でもだっこできる?!
だっこが嫌いな犬はどうする?

などについてまとめていますので、これから犬を飼う方や犬を飼い始めた方はぜひ読んでみてくださいね!

執筆名:坂井愛
自己紹介:小さい頃から動物が好きで、ペットの専門学校を卒業した後、動物関係の仕事に就いています。愛玩動物飼養管理士と動物看護師の資格を活かし、皆さんのお役に立つ情報をご紹介できればと思っています。

犬にだっこは必要?


そもそも犬にだっこは必要なのでしょうか?

本来犬は自分で歩けますし、だっこすること自体が不自然だと感じる方も多いのでは?

確かにだっこばかりされている犬を見ていると、まるで人間の子供を見ているような気持ちになるものです。しかし、犬を飼育する上でだっこが必要な場合も出てきます。
例えば病院へ連れて行った時、診察台に乗せなくてはならなかったり、獣医から「ちょっとだっこしててください」と不意に言われたりすることがあるかもしれません。
また、散歩の途中で他の犬とすれ違う時や、犬が思わぬ怪我をしてしまった時、犬が高齢になって歩行が難しくなった時…など、多くの可能性が考えられます。
いざという時のために、犬をだっこに慣れさせ、正しいだっこの仕方を身に着けておくことが大切です。

こんなだっこの仕方は要注意!


犬をだっこする時、どのようにだっこしていますか?

犬の足は4本です。人間の子供にするようにだっこすると、後ろ足が宙ぶらりんになって不安定になってしまいますよね。
前足だけを掴んでだっこするやり方は、体が不安定になり、関節に負担をかけてしまうことになります。
小型犬の場合は、脇に抱きかかえるようにしてだっこしている人が多いですが、例え片手で抱き上げられるほどの体重であっても、犬の体は不安定な状態なので安全な持ち方とは言えません。


犬をだっこする時には、自分の体に密着させるように持ち、手でお尻を支えてあげましょう。

間違っただっこをしているとどうなるの?

誤っただっこを続けていると、関節の異常を引き起こしてしまう可能性があります。
特に関節に負担のかかりやすい犬種は、だっこも慎重に行わなければなりません。

関節に負担がかかりやすい犬種

トイプードル
ヨークシャーテリア
ダックスフンド
チワワ
ポメラニアン
パピヨン
シーズー
…など

関節が弱い犬種は主に小型犬に多く見られます。こうした小型犬はだっこする機会も多いので、日頃から正しいだっこの癖をつけておきたいですね。

犬の目線を自分よりも高い位置にするのはNG!

肩に犬の前足をかけさせてだっこしている方がいますが、オススメできません。

このようなだっこの仕方は、自分の目線の位置よりも犬の目線が高くなり、犬が人を見下ろしている構図を作り出します。
そうなると犬は人よりも順位が高いのだと思い込み、しつけを行う上で人の言うことを聞かなくなったり、わがままな犬になってしまうことがあります。
犬は家庭の中で順位付けをする動物です。飼い主よりも犬が上の立場になってしまわないよう、だっこする時には人の目線よりも低い位置になるよう意識してみてください。

だっこは小型犬でもできる?!


だっこする犬といえば小型犬のイメージが強いですが…実は中型犬や大型犬でもだっこすることは可能です。

しかし体が大きい分、小型犬と同じような抱き上げ方は、相当な力持ちでなければ難しいでしょう。あまり無理をしてだっこすれば、飼い主の腰にも響きます。
小型犬よりも大きい犬を抱き上げる時には、犬の側面から前足と後ろ足を抱え込むようにし、真上に持ち上げます。
この時、飼い主は中腰にならずにきちんとしゃがんでください。また、自分の体と犬の体をぴったりと密着させることを意識してください。そうすると、犬も飼い主にも負担のかからないだっこができます。
普段はあまりだっこする機会がないかもしれませんが、車に乗せる時や、高い位置にあげたい時などに役立ちますよ。

だっこが嫌いな犬はどうする?


だっこすると嫌がって暴れてしまう子もいます。

だっこを嫌がる理由としては、「だっこに慣れていない」か、「以前だっこされた時に嫌な思いをした」などの原因が考えられます。
それまで1度もだっこされていなかった犬であれば、急に体を持ち上げられて驚くのも無理はないですよね。

犬がすんなりだっこを許してくれるようになるには、慣れさせることが大事です。
子犬の頃からスキンシップを図り、体のいろいろな部分に触られることに慣れさせておきましょう。

どうしても嫌がる場合には、抱き上げた時におやつを与えたり、褒め言葉をかけてあげたりして「だっこされると良いことがある」と犬に覚えさせてください。
また、だっこされた時に嫌な思いをした子に対しても同様です。

例えばだっこしながら爪切りをして、誤って出血させてしまった…というような過去がある場合、犬は「だっこされると痛いことがある」と覚えてしまった可能性があります。
そのような嫌な記憶を良い記憶で上書きしてあげることで、少しずつだっこに関する抵抗が緩和されていきます。
1度嫌だと思ってしまうと、慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、短い時間であっても毎日だっこするようにして、様子をみていきましょう。

まとめ

犬の飼い方は多くの書籍に書いてありますが、正しいだっこの仕方を説明しているものはなかなか見かけません。それほど犬のだっこは教わらなくてもできるものとして捉えられているのでしょう。
しかしだっこの仕方によっては、犬が不快に感じてしまったり、体に負担をかけてしまったりする可能性もあることを覚えていてください。
犬との正しい触れ合い方を学び、楽しいドッグライフを送ってくださいね。

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