「保護犬カフェ」という言葉を知っているでしょうか?

保護犬カフェは保護された犬と触れ合うことができ、希望者は里親になることもできる場所をいいます。

殺処分の減少を目的として始まったこの取り組みは、東京や大阪を中心に行われており、少しずつメディアなどに取り上げられていますが、まだまだ知らない人も多いのが現状です。

そこで今回は「保護犬カフェの仕組み」についてご紹介します。

保護犬カフェってどんな場所?
保護犬カフェの仕組みって?
どんな犬や猫がいるの?
里親になるには?

などをまとめていますので、興味のある方は読んでみてくださいね。

執筆名:坂井愛
自己紹介:小さい頃から動物が好きで、ペットの専門学校を卒業した後、動物関係の仕事に就いています。愛玩動物飼養管理士と動物看護師の資格を活かし、皆さんのお役に立つ情報をご紹介できればと思っています。

保護犬カフェってどんな場所?

現在日本で殺処分される犬猫は、55,998匹(平成28年度 環境省HP)。

10年前と比べるとその数は減少傾向にあるものの、まだまだ多くの命が失われています。
こうしたかわいそうな命をどうにか救えないか。と、犬猫のために活動しているボランティア団体が多数存在します。保護犬カフェもそのうちの1つです。
外観や内装を見るとドッグカフェのような作りをしていますが、そこにいる子たちは全部飼い主のいない犬や猫たちです。
里親希望の方は、お茶を飲みながら犬や猫たちとふれあい、飼い主になれるのかどうかをじっくり考えることができます。

保護犬カフェは保護犬や猫たちと飼い主をつなぐ、新しい出会いの場なのです。

保護犬カフェの仕組みって?


保護犬カフェでは、さまざまな事情で飼育が困難になったり、行く宛のない犬猫を引き取って世話をしています。

こうした保護犬カフェはNPO法人などのボランティア団体が運営しており、会の運営は寄付金や会費で成り立っています。

定期的なふれあい活動や譲渡会など、活動は多岐にわたりますが、「保護犬カフェ」は保護犬や猫をもっと身近に感じられる場所として設けられています。

どんな犬や猫がいるの?

ボランティア団体に保護される犬や猫の背景には、悲しい現実があります。
飼い主による飼育放棄
ブリーダーからの引き取り
ペットショップからの引き取り
保健所からの引き取り

飼い主の病気や高齢が理由で飼育が難しい、引っ越し先でペットが飼えない、家族がアレルギーになってしまった、野良猫に餌をあげていたら子猫が増えてしまった…などの理由から犬猫を手放す人たちが後を絶ちません。

他にもペットショップで売れ残った犬猫の放棄や、ブリーダーによる無計画な繁殖で供給過多に陥り、貰い手が見つからないまま放置された犬猫もいます。

そのような犬猫たちは保健所で保護・収容されます。今では、新しい飼い主を探す譲渡制度を設けている施設がほとんどですが、中には殺処分を余儀なくされる命があることも事実です。

ボランティア団体はこのような犬猫を引き取り、新しい飼い主を探す活動を行っています。

引き取る犬猫の中には老齢だったり、疾患があったり、人を恐れる性格を持つ子もいます。そうした犬猫たちが新たな里親の元へ巣立っていけるよう、日々愛情をかけて世話をするのもボランティア団体だからこそ出来ることではないでしょうか?

また、保護犬カフェへ訪れた人たちとふれあいの時間を持つことで、犬猫も人に慣れやすくなるのかもしれません。

保護犬のメリット

新しく犬や猫を飼いたいと思った時、あなたならどこで探すでしょうか?

ペットショップやブリーダー、知人から譲り受ける…など方法はさまざまありますが、保健所や動物愛護センターで貰い受けるという手もあります。
しかし保健所や動物愛護センターの譲渡制度には年齢制限があったり、譲渡会の日時が決まっていたりと、なかなか都合が合わないケースもあります。

また、いつでも譲渡対象の犬や猫に触れ合えるわけではありません。

新しい家族を迎え入れるのであれば、譲り受ける前に多くの時間を過ごしてみたいと思いますよね。
その点、保護犬カフェは気軽に立ち寄れて、希望の犬や猫たちを対面することができます。

家族との相性や、本当に家で飼えるのかどうか、実際にふれあいながらじっくり検討することができるため、自分にぴったり合う犬猫を選ぶことができるのです。

里親になるには?


保護犬カフェで里親になりたい!と思っても、誰でもすぐに譲ってもらえるわけではありません。
運営している団体によって設けている条件は異なりますので、担当のスタッフに話を聞いてみましょう。

中には厳しいと感じる条件もあるかもしれませんが、これらの条件を設けるのには理由があります。

里親を希望される人の中には、かわいそうな犬猫を救いたいという気持ちの方もいれば、「ペットを無料で貰うことができる」という考えを持つ方もいます。
他にも、犬猫の知識がないまま衝動的に引き取り、後になって「やっぱり飼えない」と引き取りを求めてくる人もいます。そうなってしまっては、犬猫もかわいそうです。

このようなトラブルを防ぐため、事前に「本当に犬猫を飼える環境か」「経済的余裕があるか」…などを聞き取り、飼育者として適任かどうかを判断する必要があるのです。
これを億劫だと感じるのなら、保護犬カフェでの里親は諦めた方が良いでしょう。

犬や猫を飼うことは決して楽ではありません。毎日の世話だけでなく、餌代や病院代など費用もかかります。
それまで世話をしてきた側からすれば、手間や時間を割いてもきちんと愛情を捧げられる人に譲りたいと思うものですし、何より犬猫たちの幸せを1番に考えた方法なのです。

まとめ

かわいそうな犬や猫たちの命を救いたいと考えている方は多くいると思います。
里親になることは難しくても、物資や寄付金で協力できることもありますし、そういった場所があることを周りの人たちに伝えて広めていくことも、犬猫たちの幸せにつながっていきます。
あなたの小さなアクションが、多くの犬猫たちの命を救う手助けになります。

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