ドッグフードには、鮮やかで美味しそうに見える色をしているものもあります。ドッグフードは肉や魚がメインの原材料ですので、元々は茶色っぽい色をしています。鮮やかな色のドッグフードには必ず着色料が使われています。

着色料の特徴と、犬に与える影響について解説します。

筆者yukiya.hiプロフィール

動物好きが高じてペットフード販売業を営む。大切な家族の一員として、体に良いペットフードをあげたいけれど、どうやって選べばよいのかわからないという飼い主さんに、カウンセリングを通して最適なフード選びを提案しています。

犬が感知している色

動物の目は、眼球の奥にある網膜で光の強弱と波長を感じ取っています。網膜には、「桿状体」「錐状体」と呼ばれる2種類の視細胞があり、桿状体が光の強弱、つまり明るさを感知し、錐状体が光の波長、つまり色を感知しています。犬の錐状体は人間の1/6以下と少なく、色覚は発達していません。

犬が色盲であるということを聞いたことがある方もの多いのではないでしょうか。錐状体は3種類あり、光の三原色である「赤」「青」「緑」の波長に敏感に反応するものがあります。犬はそのうち「赤」に反応する錐状体が特に少ないため、赤は灰色に感じているとされています。このため、犬は実世界の色を、青、緑、白が組み合わさったように認識しているといわれています。

ドッグフードには、着色料によって赤色になっているものがありますが、赤色は犬にとっては認識することができないので、全く意味のないものであるとわかります

ドッグフードに着色料を使用するのは飼い主の目を楽しませるため

犬は青や緑は識別することができます。しかし、犬のドッグフードの好みに色はほとんど影響しないといわれています。

犬のドッグフードの好みに影響するのは、匂い、味、温度です。

人間は、外界の情報のうち、視覚を重視しますが、犬は視覚よりも嗅覚や聴覚を重視しています。食べ物の見た目を重視するというのは、視覚に重きを置く人間特有の性質であり、犬にもそのまま当てはまるわけではないのです。

つまり、ドッグフードに着色料を使って色付けするというのは、犬にとっては不必要な行為で、ドッグフードを購入する飼い主への見た目だけを考えたものといえます。

着色料の種類

着色料は、「天然色素」と「合成着色料(化学合成色素)」に分けられます。

天然色素は、花や野菜、虫など自然の動植物から色素を抽出したものです。天然由来の成分ですので、犬にとっても毒性はありません。

一方、合成着色料は、化学的に合成される人工色素です。赤色○号、黄色○号、青色○号、二酸化チタンなどは合成着色料です。合成着色料は人間にとっても犬にとっても毒性があります。
合成着色料が体に有毒となる量は非常に多く、ドッグフードに含まれる量は十分に少ない量に設定されています。

合成着色料は少量で十分な色付けが可能なのに対し、天然色素はある程度多くの量を使用しないと色がつかないため、色素そのものは良くても、色素の抽出に使用された薬品を多く摂取してしまうことにつながるので、一概に合成着色料よりも安全とはいえないという見方もあります。

何れにしても、着色料は積極的に与えたい成分ではないことは確かです。

まとめ

着色料を使用して色付けされているドッグフードの購入は避けるべきです。ドッグフードの成分表記に着色料が使用されていないか確認しましょう。

人間は色によって食欲が変わりますので、着色料には重要な効果がありますが、犬にとっては、ドッグフードが着色されていても食欲には関係がありません。つまり、犬にとっては無意味に毒性のある成分を摂取させられていることとなります。

ドッグフードに着色料を使うということは、それを食べる犬のことよりも、飼い主にいかにして買ってもらうかということを考えた結果ですので、着色料の影響以外にも、犬にとって良くない成分や原材料が使われていないかも心配です。

 

病気になる前にドッグフードをチェック!!

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