本来あるべき主従関係が構築されず、犬がリーダーになってしまう状態のことをアルファシンドロームと言います。

アルファシンドロームになってしまうと、主従関係が逆転してしまい、犬主導の生活になってしまいます。その結果、威嚇・唸る・噛みつくなどの問題行動を引き起こしてしまうこともあるため、注意が必要なのです。

アルファシンドロームとは

犬がまだ野生だった頃、犬は群れの中にリーダーを作り、リーダーの指示に従い集団行動をしてきました。その名残は今でも残っていて、犬は共に生活する私たち人間に対しても【群れを作る仲間】と認識し、家族の中でリーダーを作ります。

そのため、犬を飼う上で最も重要なのが、飼い主さんがリーダーになるということです。飼い主さんがリーダーとなり、犬のしつけを行うことで、犬はいう事を聞くようになり問題行動もなくなります。しかし時に、飼い主さんより犬の方が上になってしまう【アルファシンドローム】という状態が起きてしまうのです。

アルファシンドロームとは、本来あるべき順位が逆転し、犬がリーダーになってしまった状態のことを言います。そうなると、犬は飼い主さんの言うことを聞かなくなるだけでなく、威嚇・唸るなどの行動を起こす他、時に噛みついてくることもあるのです。

アルファシンドロームが起きる原因

アルファシンドロームが起きる最大の要因は、飼い主さんがリーダーであるべき行動を取れなかった時です。以下に挙げる例が、アルファシンドロームになりがちな代表例になります。

■一緒に寝る
■散歩に行くとき、犬主導の散歩をしている
■肩より高い位置で抱いている
■吠えたらフードやおやつを与える
■おもちゃなどを取り上げようとして、唸ったら譲ってしまう

これらの行動を繰り返し行ってしまうと、犬は【飼い主さんより自分の方が上だ】と認識してしまい、自分がリーダーだと勘違いしてしまうのです。また、アルファシンドロームになってしまうと、飼い主さんが愛犬のコントロールが出来なくなってしまうため、状態が更に悪化してしまうことも考えらます。

アルファシンドロームの対処法

一度、アルファシンドロームになってしまうと、再び飼い主さんがリーダーになるまでには少し時間を要しますが、必ず飼い主さんがリーダーになりましょう。そのためには、犬の主導権を決して認めず、犬の要求に従わないことが必要とされます。それでは、どのような方法を取れば、アルファシンドロームが治り再び飼い主さんがリーダーになれるのでしょうか。

■食事は飼い主さん(家族)優先
犬からしてみれば、一緒に暮らしている飼い主さんは仲間という存在です。そのため食事をする際は、リーダーであるべき飼い主さんから先に食べるようにしましょう。 ■遊ぶ時も飼い主さん優先
一緒に遊ぶ時は、必ず飼い主さんからスタートするようにします。例えば、ボール遊びをするなら、飼い主さんが初めに投げ、飼い主さんの都合で遊びを終わらせます。また、引っ張りっこして遊ぶときも、必ず飼い主さんが勝つようにしましょう。
■散歩も飼い主さん優先
散歩に行く時も、リードを短く持ち飼い主の少し後ろを歩かせるようにします。そして、必ず飼い主さんが先頭を歩くようにしましょう。
■スキンシップを増やす
信頼関係を築くためにも定期的にグルーミングを行い触られることに慣れさせましょう。この時、おやつなどを利用して、触らせてくれたらご褒美をあげるなどして、少しずつその時間をながくしていくこともポイントです。
■オスワリ・マテ・フセを教える
これらの行動は、日常生活の中で役立つしつけです。教えるときも、ご褒美などを用意して、「できたらあげる」といった形で与えるようにしましょう。

アルファシンドロームは、犬と飼い主さんの信頼関係が構築できていないことによって起こります。そのため、日頃から犬とスキンシップを取りながら、飼い主さん主導の生活を送るようにしましょう。

ryooooo.co
動物看護士として働く傍ら、人間と犬がもっと楽しくお互いが幸せに暮らせるように、医療に限らず犬の食・法律・暮らしについて日々勉強しています。

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