ウェーブがかった艶のある被毛が気品を感じさせるキャバリア。正式な名前はキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルといいます。
日本で飼育されている家庭犬として、定着した犬種の1つです。
今回はキャバリアについてご紹介します。
高貴な顔立ちをしているのでプライドが高そう…と思われがちですが、実は家庭犬として理想の素質を持った犬種なのです

キャバリアってどんな犬?


キャバリアは1920年代にイギリスで誕生した愛玩犬です。
パグのような鼻の低い顔をしたキング・チャールズ・スパニエルを改良して作出されました。
体高は31~33cm、体重は5~8kgが理想とされ、名前はイギリスの国王チャールズ1世に愛されたことに由来します。
日本には昭和50年代に輸入され、今も人気を博している犬種です。

キャバリアの性格

キャバリアはとても優しく温和な性格をしていて、警戒心や攻撃性はほとんどありません。人見知りをしないので誰とでもすぐに打ち解け、どんな家庭でも馴染みやすく、飼いやすさはトップクラスです。
活発で遊び好きな一面もある他、賢さも兼ね備えているためしつけがしやすく、初めて犬を飼う人に向いている犬種です。

キャバリアの毛質、毛色

キャバリアの被毛は絹のように柔らかく、豊富な飾り毛で覆われている垂れ耳はキャバリアの最大の特徴ともいえます。
毛色は4種類で、一般的なのは茶色と白のブレンハイムと呼ばれるカラーです。他にもブラック&タン、トライカラー、ルビーなどがあります。赤茶色のルビーは珍しい毛色のため、ペットショップなどで見かけることは少ないですが、ルビーを取り扱っているブリーダーは多数存在します。

キャバリアの魅力


上品な顔立ちと明るい性格で多くの人たちから愛されているキャバリア。人気の秘密は容姿や性格だけに留まりません。

すべてを楽しみに変える

キャバリアは誰でも飼うことができる、家庭犬として優秀な犬種です。

人なつこく愛想が良いだけでなく、どんなことでも楽しめる性格を持っています。
飼い主との散歩や、甘えること、食べること、何をしても生き生きした姿を見せてくれるでしょう。
また、遊びや運動も好きなのでアウトドアやドッグスポーツを楽しむこともできます。キャバリアと一緒なら充実したドッグライフを送れそうですね。

無駄吠えや体臭が少ない

キャバリアは誰に対しても警戒心がなく友好的なので、無駄吠えが問題になることはあまりありません。ただし寂しがり屋なところがあるため、飼い主に依存しすぎてしまうと吠え癖がついてしまう可能性はありますが、それらの問題はしつけを行うことで防げます。
また、体臭が少ないため「犬の独特な匂いが苦手…」という方でも飼いやすい犬種といえるでしょう。

お手入れが簡単

キャバリアの被毛はシルクのように艶やかで、柔らかいです。抜け毛が多く、毛玉になりやすい毛質をしているので、ブラッシングは毎日行うのが理想です。
今では抜け毛防止として、外出時にウェアを着せる方もいます。
ブラッシングは必要ですが、トリミングは必須ではありません。飼い主がお手入れをしてあげれば十分にきれいな被毛を保つことができますよ。

キャバリアの価格


キャバリアの価格はだいたい13~30万が相場となっています。毛色で選ぶのであれば、キャバリア専門のブリーダーから探す方が見つけやすいと思います。
定番のブレンハイムが多く目立ちますが、ブラック&タンやトライカラーも比較的入手しやすいです。
ペットとして飼いたい、繁殖させたい、ドッグショーに参加したい…など、さまざまな理由があると思いますので、店員やブリーダーに相談しながら目的に合った個体を選びましょう。

キャバリアがかかりやすい病気


キャバリアは丈夫な犬種といわれていますが、身体的な特徴や遺伝性の原因で注意しなければならない病気がいくつかあります。

心臓病

キャバリアは心臓病が多発する犬種で、遺伝性のものが多いです。特に僧帽弁閉鎖不全(ぞうぼうべんへいさふぜん)は3~5歳で発症するケースが多く、咳や呼吸困難が慢性的にみられるようになります。夜から明け方にかけて咳をするようになったり、動悸や息切れが著しく見られるようになったら要注意。
早期発見は動物病院で定期的に健診を受けることです。

関連:愛犬が咳? 〜咳がでたら要注意!僧帽弁閉鎖不全症と肺水腫について

眼瞼内反症(がんけんないはんしょう)

瞼が内側に巻き込まれ、睫毛が角膜を刺激することで角膜炎や結膜炎を起こしてしまう状態です。涙や充血など、目の異常がないかをチェックして、不審な点があれば動物病院へ連れていってください。

関連:トイプードルやシーズーは特に注意!犬の眼瞼内反症について解説

外耳炎

垂れ耳の犬種に多い病気の1つで、真菌や細菌、ダニなどによって外耳道に耳垢がつまり、炎症を起こしてしまいます。
かゆみを伴うので、首をしきりに振ったり、耳を足で掻いたりするような仕草がみられます。耳を確認した時に、悪臭がするようなら外耳炎の疑いがあります。
外耳炎は耳掃除を行うことで予防できるので、爪切りやブラッシングと同様にお手入れをしましょう。

関連:たれ耳の犬はなりやすいので注意!トイプードルと外耳炎の関係

流涙症(りゅうるいしょう)

目の周りが茶色く色づいている状態を、涙やけといいます。涙を排出する管が狭かったり、詰まったりすると、目から多くの涙が出て、毛を変色させてしまいます。
1度変色してしまった毛をもとに戻すのは難しいので、涙が出ていたらガーゼで拭き取るなどして、目の周りを清潔にするよう心がけてください。

関連:犬の涙 〜悲しいんじゃないんです〜流涙症について解説!

アレルギー性皮膚炎

キャバリアは皮膚が弱いので、アレルギー性皮膚炎になりやすい犬種です。アレルギーの原因は餌やダニ、ハウスダスト、花粉などさまざまあります。
体を痒がっていたり、皮膚に異常が見られたりした時には、獣医師に相談してアレルゲンを取り除く必要があります。
キャバリアの毛質は蒸れやすいため、毎日ブラッシングをして異常がないかをチェックしましょう。

関連:犬のアレルギー性皮膚炎4つの原因について解説~その症状とは?~

キャバリアを飼う上での注意点


キャバリアを飼うにあたって、そこまで大袈裟に身構える必要はありません。しつけやお手入れなど、最低限の管理は必要ですが、他の犬種と比べても手間は少なくて済むでしょう。

食べ過ぎ、拾い食い注意

キャバリアは食欲旺盛のため、肥満になりやすい傾向があります。食べ過ぎは病気の元ですので、犬の状態に合った餌を選んで、決められた量を与えることが大切です。
また、キャバリアの拾い食いに困っているという飼い主さんの声もよく聞きます。誤飲誤食を防ぐためにも、散歩中は犬から目を離さないようにし、拾い食いをしないようしつけていきましょう。

良い子でもしつけを

とても飼いやすく無駄吠えが少ないキャバリアではありますが、他の犬種と同じようにしつけは必要です。甘やかし続けていると、飼い主の姿が見えなくなっただけで吠え始めるなど、留守番ができない子に育ってしまいます。
しつけがしやすい犬種だからこそ、子犬の頃からきっちりしつけていくことが大切です。
まずは基本的な「おすわり」や「まて」から始め、飼い主の指示に従うようにしておけば、散歩中の拾い食いも防ぎやすくなります。

お手入れを日課に

キャバリアのきれいな毛を保つために、毎日ブラッシングを行いましょう。ブラッシングはただ被毛を清潔にするだけでなく、皮膚の確認や愛犬とのスキンシップの時間でもあります。
同時に耳掃除や爪切り、目の周りのケアなども合わせて行うと良いでしょう。こうしたお手入れをスムーズに行うためには、子犬の頃から慣れさせておく必要があります。
お手入れの方法に不安がある時は、ペットサロンのトリマーや動物病院のスタッフに聞いてアドバイスをもらいましょう。

まとめ

キャバリアは穏やかな性格であったり、人見知りをしなかったりと、扱いにくいと感じることがない犬種のため、初心者でも安心して迎え入れられると思います。
無駄吠えや体臭が少ないことからマンションでも飼うことができますし、毎日のブラッシングさえ行えば、特に手がかかることもありません。
初めて犬を飼うけど、どんな子がいいか迷っている…という方は、ぜひキャバリアを候補に入れてみてください。
見た目の可愛らしさと明るく活発な性格に、たちまち虜になってしまいますよ!

筆者紹介

Pigeonmilk
小さい頃から動物を飼育し、現在も動物関係の仕事に携わっています。また学生時代に培った動物の飼育、看護、福祉などの知識を活かした記事を書いていきたいと思っています。

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