しわくちゃな顔に低い鼻、そしてこぼれ落ちそうなほどの大きな目。そんな愛され顔を持つパグ。犬好きなら誰しも「かわいい!」と声に出してしまうのではないでしょうか。
今回は沢山の魅力が詰まったパグについてご紹介します。
1度パグを飼ったら他の犬は目に入らなくなる!と言われるほど、飼う人を虜にしてしまうパグとは一体どんな犬なのでしょうか?
パグについて知りたい方はぜひ、この記事をチェックしてみてくださいね。

パグってどんな犬?


パグは1500年代に中国で生まれ、愛玩犬として上流階級の人々に愛され続けてきました。頭がにぎりこぶしに似ていることから、ラテン語で「にぎりこぶし」という意味を持つパグと名づけられたそうです。
体高は25~28cm、体重は6~8kgで、コンパクトでがっしりした体をしています。クルンとした巻き尻尾もパグの可愛らしさを際立たせていますね。
そのユニークな顔立ちから、日本でも長く人気を保ち続けている犬種です。

パグの性格

パグがこれまで愛され続けてきたのは、優しくて穏やかな性格も理由の1つとしてあげられるでしょう。
どんな環境でも順応し、愛情深く忠実なパグは、現代の人が求める理想の家庭犬といっても過言ではありません。
また、明るく活発な面もあるので、常に癒しの存在になってくれるでしょう。

パグの毛質、毛色

パグは短毛で、きめ細やかな毛質をしています。お手入れは長毛種と比べると簡単ですが、抜け毛が多いので毎日のブラッシングがオススメです。
毛色はフォーン、アプリコット、ブラック、シルバーの4色。代表的な毛色であるフォーンとアプリコットは似ていますが、フォーンの色味をやや濃くしたものがアプリコットと呼ばれます。

パグの魅力


何も考えていないようなのんびりした顔をしていますが、実はいろいろと頭を働かせていることの多いパグ。何気なく見せる仕草にも意味があるのです。

かわいい仕草には意味がある

パグは頭が良い犬種です。パグが首を傾ける仕草は、人の気持ちや言葉を理解しようと集中している時に見られます。ただ何となく首を傾げているわけではないのですね。
また床にぺたんとお尻をつける「パグ座り」と呼ばれる独特な座り方も、パグが愛されるポイントだと思います。

頭にダイアモンドを持つ犬

パグの特徴である顔のシワは、その複雑な形から「ダイアモンド」と呼ばれています。スタンダードでははっきりした顔であることが重要視されていますが、形に決まりはありません。というのも、シワの刻み方は個体によって異なるからです。
似たような顔が揃っていても、よーく観察してみるとそれぞれ違ったダイアモンドを持っているのですね。ちなみにシワは成長と共に深くなっていきます。

多頭飼いOK!

愛玩犬には独占欲の多い犬種が多いとされていますが、パグは他の犬とも上手に暮らしていけます。特に多頭飼いをするのが初めて、という方にはおすすめの犬種です。
しかし、柴犬やチワワなど元々群れるのが得意ではない犬種とはトラブルになることがあるため、他の犬を同居させる時には、パグと同じようにフレンドリーな犬種を選ぶと良いでしょう。
また、犬だけでなく知らない人に対しても友好的なので、ドッグランやドッグカフェといった他の人や犬と交流する場であっても、すぐに打ち解けることができます。

お留守番上手だから1匹でも大丈夫!

パグは飼い主と一緒に過ごすことを好みますが、与えられた環境に順応できるしっかり者なので、留守番も上手にこなせます。
1匹で遊ぶことも得意なので、留守番をさせる時にはおもちゃなどを与えておくのも良いでしょう。
飼い主がいなくなると不安になったり、無駄吠えをしたりするような問題行動が少ないパグは、犬を飼うのが初めての人でも安心な犬種です。

パグの価格


パグの価格はだいたい20~50万円となっています。フォーンとアプリコットの色味を持つレアな毛色は高価になりやすく、オスよりもメスの方が若干高値のようです。メスの高値の理由は、子供が産めることや、オスと比べて性格が温厚と考えられていることなどがあげられます。
パグを選ぶ際のポイントは、
がっちりした体型をしているか
皮膚にフケや湿疹がないか
目やにが出ていないか
などをチェックしてみてください。
価格も気になるところですが、何より健康な子犬を選ぶことが重要です。

パグがかかりやすい病気


パグの体で最もトラブルになりやすいのは、目と皮膚です。大きな目は傷つきやすく、皮膚も弱いことから、病気になってしまうことが多いのです。
しかしあらかじめどんな病気になる可能性があるのかを知っておけば、事前に予防することができます。
飼い主による日頃のケアが大事になりますので、パグを飼おうと考えている方は要チェックです。

目の病気

色素性角膜炎
斜視
乾燥性角結膜炎

大きく突出した目は傷つきやすく、目のトラブルを起こしやすい状態にあります。
ドライアイから悪化して起こる結膜炎や怪我も多いため、気をつけて見ていなければいけません。
目やにや、結膜の充血、涙が多く出るといった症状が見られたら、動物病院で診てもらいましょう。

関連:チワワやシーズー、パグは要注意!犬の角膜潰瘍(潰瘍性角膜炎)について解説

鼻の病気

鼻孔狭搾(びこうきょうさ)
パグのような鼻ぺちゃの犬種で起こりやすいのですが、鼻の穴が狭くなり、呼吸がしづらくなる病気です。呼吸する度に「ピーピー」と音がなっているようなら、鼻孔狭搾を疑いましょう。
パグでは子犬時に多く、成長と共に自然と治っていく個体が多いようです。成犬になってもまだ呼吸音が気になるようであれば、獣医師に相談してください。

関連:短頭種は特に注意!犬の鼻孔狭搾についてその症状や治療、注意点について徹底解説

呼吸器の病気

軟口蓋過長症
気管虚脱

パグは短頭種に分類される犬種で、生まれつき呼吸道が短くなっています。そのため他の犬種と比べて呼吸回数が多く、空気抵抗を受けることよって軟口蓋が肥大してしまいます。
症状として「ガーガー」という呼吸音がしたり、いびきをかいたりするようになります。
この状態が続くと気管虚脱を引き起こし、手術が必要になる場合もあります。
日頃からおかしな呼吸をしていないか、確認することが大切です。
また呼吸器系のトラブルを防ぐために、散歩はハーネスを選ぶと良いでしょう。

関連:犬の軟口蓋過長症について~症状や治療について徹底解説

関連:食後や水を飲んだ後の乾いた咳は注意!犬の気管虚脱について解説

骨の病気

膝蓋骨脱臼
股関節形成不全
変形性脊髄症

パグの遺伝性疾患に、膝蓋骨脱臼や股関節形成不全などがあげられます。
また肥満が原因となって起こる変形性脊髄症もあります。これらの病気になると、抱っこを嫌がったり、ふらつきながら歩いたりするようになります。
子犬の頃から歩き方に異常はみられないか、よく観察してみてください。

関連:肢を挙げる癖のある小型犬は特に注意!犬の膝蓋骨脱臼(パテラ)について解説

関連:レトリバーやシェパードは要注意!犬の股関節形成不全について徹底解説!

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皮膚の病気

毛包虫症
細菌性膿皮症

毛包虫症はパグに多い病気で、ニキビダニという虫が寄生することで起こります。主に1歳以下の子犬が発症し、脱毛や皮膚の変色などがみられるようになります。
細菌性膿皮症は、顔のシワ部分や全身に起こり、皮膚に発赤が表れます。強いかゆみを伴うので、悪化すると患部が膿んでしまうことも。
ブラッシングなどを行いながら皮膚の状態をチェックしましょう。

関連:毛包症(毛包炎) の原因や治療、注意点などについて解説

その他の病気

糖尿病
パグも人間と同じように糖尿病にかかることがあります。原因は遺伝もありますが、肥満による発症が多いようです。
パグはもともとがっちりした体格をしているので、標準体型であっても肥満にみられがちですが、実際太りやすい傾向にあります。
可愛いからといっておやつを与えすぎないよう、正しく食事管理を行いましょう。

関連:肥満や各種添加物の摂り過ぎには注意!犬の糖尿病について

パグを飼う上での注意点


優しくて愛情深くて利口でフレンドリーで…と、パグの長所をあげたらキリがなく、家庭犬として何1つ欠点がないように思えます。
しかし体の特性上、注意しなければならないことも多くあるのです。

アウトドア向きの犬ではないけど…

犬を飼ったら一緒にスポーツを楽しみたい!運動不足を解消したい!と考えている方に、パグは不向きな犬種かもしれません。なぜならパグは暑さや寒さが苦手な犬だからです。
鼻ぺちゃな犬種は呼吸がしづらい点があり、過度な運動によって体調を崩してしまうことがあります。特に暑い時期は熱中症になることもあるので要注意です。
だからといって年中室内にいるような生活も、運動不足で肥満に陥ってしまいます。
散歩や運動をさせる時は、暑い時間帯は避け、長時間にならないよう気をつけてください。

お手入れは簡単!だからこそ日課に

パグの被毛はお手入れがしやすいので、できれば毎日ブラッシングをしてあげてください。ブラッシングをすると、被毛を清潔にでき、ツヤのある毛並みを保つことができます。また、皮膚トラブルの多いパグなので、異常があれば早期に気づくこともできます。
被毛以外のお手入れとしては、シワとシワの間もきれいに拭いて、汚れを落としてあげましょう。せっかく可愛い顔をしているのに臭い…と思われてしまったら、飼い主としては切ないです。
その他、耳や目の周りのお手入れも行うことで、病気の予防に繋がります。
慣れないうちはおやつなどを与えながら行い、犬にとってお手入れが苦にならないようにしてあげてください。

老化が早い?

犬は人の4倍速く年を取るといわれています。パグの平均寿命は10~15歳とされていますが、だいたい5~6歳あたりから見た目に変化が表れ始めます。
被毛や口の周りに白い毛が混ざり、視力が落ちてくる子も。もちろん個体差はありますが、長く一緒にいるためにも、適度な運動や餌をシニア用に切り替えるなどして、早めの老化対策を心がけましょう。

まとめ

見た目、性格、飼いやすさ…どれをとってもパグは優秀な犬種といえます。パグには欠かせないお手入れの数々も、スキンシップの1つと捉えれば面倒には感じないのではないでしょうか。
その独特な身体的特徴から、さまざまな病気にかかりやすいのは事実ですが、飼い主さんの努力で健康を保つことができます。
パグと一緒に楽しい生活を送ってみませんか?

 

筆者紹介

Pigeonmilk
小さい頃から動物を飼育し、現在も動物関係の仕事に携わっています。また学生時代に培った動物の飼育、看護、福祉などの知識を活かした記事を書いていきたいと思っています。

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