食事からスイーツまで、様々な食べ方がされる身近な食物であるイモ類。痩せた土地でも育つことから、世界には主食として食されている地域も多くあります。
ドッグフードでも炭水化物源としてイモ類が使用されることがあります。ドッグフードの原材料としてのイモ類の特徴や、犬に与える影響を解説します。

イモとは

イモ(芋)とは、植物が根や地下茎に養分を溜め込んだ器官です。
米や小麦などの穀物と似た栄養の比率で、デンプンなどの炭水化物が多くを占め、タンパク質も含んでいます。
代表的なイモ類としては、サツマイモ、ジャガイモ、ヤマイモ、サトイモ、コンニャクイモなどがあります。

ドッグフードに使用されるイモ類

ドッグフードは、主にタンパク質源と炭水化物源の組み合わせで作られています。
タンパク質源としては、チキンやターキー、ビーフ、ラム、サーモン、イワシ、ニシンなど、肉類・魚類が使用されています。
一方、炭水化物源としては、小麦やとうもろこし、米といった穀物が使われていることが多いですが、穀物の代わりにイモ類が使われることもあります。ドッグフードの原材料として使用されるイモ類は、サツマイモやジャガイモが多いようです。

ドッグフードの原材料としてイモ類を使用することのメリット

犬は穀物にアレルギー反応を示すことが比較的多くあります。穀物アレルギーの犬にもイモ類を使用したドッグフードを与えることができます。
食物アレルギーは、特定のタンパク質を異物(有害な物質)として排除しようとする免疫反応ですが、サツマイモやジャガイモといったイモ類は、穀物と比べるとアレルギーを起こす心配が少ない食物です。
一方で、穀物の中でも、特に小麦由来のタンパク質であるグルテンにアレルギーを起こすケースが多くあります。

穀物を一切使用していないフードのことを、グレインフリーフードといいます。グレインフリーフードには、炭水化物源として、穀物の代わりに、サツマイモやジャガイモといったイモ類や、豆類などが使用されています。

関連:実は診断が難しい!犬の穀物アレルギーについて解説!~グレインフリードッグフードが望ましい理由~

また、イモ類は穀物と比べると食物繊維が豊富に含まれていますので、ドッグフードの良質な食物繊維源にもなっています。
適度な食物繊維は、お腹の調子を整え、便の状態が良好にする効果があります。

このような効果が期待できることから、穀物アレルギーの犬はもちろんのこと、小麦やトウモロコシ、お米が多く使われているドッグフードを与えていて、イマイチ調子がすぐれないという場合に、イモ類をベースとしたフードに切り替えたら調子が良くなったというケースもありますので、一度検討してみる価値はあるでしょう。

ドッグフードの原材料としてイモ類を使用することのデメリット

ドッグフードの原材料として、イモ類が使われた場合に、成分や栄養面でのデメリットは特にありません。(イモ類にアレルギーを起こす犬の場合を除きます。)
しかし、イモ類は穀物と比べると原材料価格が高くなるため、ドッグフード自体の価格も高くなりがちです。
小麦やトウモロコシといった原材料が多く使われているものほど、安価なドッグフードが多く、多くの肉類・魚類との組み合わせでイモ類が使われているドッグフードは、高価格になります。
ドッグフードメーカーのラインナップの中で、一番グレードの高い製品として販売されていることも多いようです。

まとめ

イモ類は、ドッグフードの原材料としてすぐれた食物です。アレルギーの原因になりにくく、消化にも優しい原材料です。
特に穀物が体質に合わない犬に適しています。
価格が高めの場合が多いですが、コストと見合わせて、愛犬に合うか試してみるとよいでしょう。

筆者yukiya.hiプロフィール:
動物好きが高じてペットフード販売業を営む。大切な家族の一員として、体に良いペットフードをあげたいけれど、どうやって選べばよいのかわからないという飼い主さんに、カウンセリングを通して最適なフード選びを提案しています。

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