ドッグフードメーカーには、自社工場でドッグフードを製造しているメーカーと、自社では工場を持たず、第三者が保有する外部の工場に製造を依頼しているメーカーがあります。
それぞれのメーカーの特徴と、メリット・デメリットを紹介します。

自社工場生産会社

ドッグフードメーカーで、専用のペットフード製造工場を所有している会社が該当します。
ドッグフードのパッケージに、メーカー名が「生産者」または「製造者」として記載されている場合は自社工場生産会社です。
製造工場を所有しながら利益を確保するには、工場の稼働率を一定以上に維持する必要がありますので、相当の量のペットフードを製造・販売しなければなりません。必然的に、多くの人が知っている有名なメーカーがほとんどとなります。

自社工場生産会社のメリット

自社の工場で生産していますので、品質管理に優れます。製造工程の細部まで自社で監視・管理することができるので、より品質の高いドッグフードの生産が可能となります。
また、製造工程や完成品にトラブルがあった際に、迅速に原因を解明し、解決・改善を行うことができます。いつも買っているドッグフードに不良品などのトラブルがあったとしても、解決までの期間が短ければ、品質が確認された新たなドッグフードを安定して入手できる可能性が高くなります。

自社工場生産会社のデメリット

自社工場を維持するためには、設備費や補修費、人件費など相当のコストがかかります。そのため、自社工場を維持しつつ利益を上げるためには、相当量のペットフードを販売しなければなりません。結果として、本質的に価値の高いドッグフードを開発・生産することよりも、どうやって多く売るかということを重視するあまり、イメージ戦略など小手先のマーケティング手法に偏った経営になりがちな傾向があります
また、市場の変化への対応が遅くなりがちで、せっかくドッグフードに関する研究開発が進んでも、それを活かして商品に反映できていないこともあります。
さらに、売り上げが落ちた時に経営不振に直結しやすいため、メーカー自体が倒産して無くなってしまうリスクも大きくなります。

マーケティング会社

ペットフードの研究開発や広告・宣伝、販売は自社で行うけれども、製造は第三者の工場で行なっている会社が該当します。

※マーケティング会社というと、正確には広告・宣伝といったマーケティングに特化した会社を意味しますが、ここでは工場を持たない企業(ファブレス企業)全般の意味で紹介します。

ドッグフードのパッケージに、メーカー名が「販売者」または「発売者」として記載されている場合はマーケティング会社です。
情報の非対称性が失われ、垂直統合型のビジネスモデルが衰退の道を辿り、水平分業モデルがスタンダードとなった現代社会においては、IT業界やアパレル業界などを皮切りに、多くの業界がバリューチェーンの一部分のみに特化するようになりました。
ペットフード業界も例外ではなく、今日の多くのペットフードメーカーは、自社工場を持たないマーケティング会社です

マーケティング会社のメリット

資本を研究開発や、広告・宣伝といったマーケティング、販売に集中的に投下することができるため、無駄が少なく、市場の変化に素早く対応することができます。その結果、最新のドッグフードに関する研究開発結果を迅速に新しい商品に反映しやすく、本質的により良いドッグフードを流通させる機会を作りやすくなります。
低コストでの経営が可能なこともあり、フードそのものや品質・コストに特徴のあるメーカーも多く、消費者としてはドッグフードの選択肢が様々な観点で広がります。

マーケティング会社のデメリット

自社工場を持っていないため、ドッグフード製造の詳細な部分までの品質管理が難しくなります。また、製造工程や完成品にトラブルがあった場合に、原因究明に時間がかかってしまいます。その結果、いつも買っているドッグフードに不良品などのトラブルが発生すると、改善されないままの商品の流通が続いたり、もしくは生産が一時停止してしまったりという問題も発生しやすくなります。

まとめ

自社生産工場会社とマーケティング会社のどちらが優れているかは一概には言えません。それぞれの特徴を理解した上で、適切な情報公開はされているかなどについて中立的な視点から評価し、信頼に値するドッグフードであるか見極めましょう。

筆者yukiya.hiプロフィール:
動物好きが高じてペットフード販売業を営む。大切な家族の一員として、体に良いペットフードをあげたいけれど、どうやって選べばよいのかわからないという飼い主さんに、カウンセリングを通して最適なフード選びを提案しています。

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