イノーバエボドッグフード(以下、イノーバエボと表記)は、穀物を一切使用しておらず (グレインフリーという)、炭水化物を抑えていることから、USDA( アメリカ農務省)認定を受けている、犬が進化の過程で食べてきた食事に近い総合栄養食(#1)です。

(#1)総合栄養食
総合栄養食とは、その製品と水だけで必要な栄養素が確保できるフードのことです。

イノーバエボドッグフードの成分分析

まずは、以下の原材料と成分一覧をご覧ください。

・原材料
七面鳥肉、鶏肉、鶏肉粉、サーモン粉メンハーデン粉、鶏脂肪、エンドウマメ、タピオカスターチ、天然香料、リンゴ、卵、トマト、ニンジン、塩化カリウム、塩、カッテージチーズ、ミネラル類(亜鉛、鉄、銅、マンガン、ヨウ素酸カルシウム)、アルファルファスプラウト、乾燥チコリ根エキス、ビタミンE、アスコルビン酸、ビタミン類(塩酸ベタイン、A、ナイアシン、パントテン酸カルシウム、β-カロテン、B12、D3、リボフラビン、塩酸ピリドキシン、硝酸チアミン、ビオチン、葉酸)、乳酸菌類、ローズマリーエキス、酸化防止剤(ミックストコフェロール)
・成分表
たん白質 42.0%以上 脂質 22.0%以上 繊維 2.5以下 水分 10.0%以下 灰分 13.1%以下 代謝エネルギー 426.6kcal/100g

以上は、「エボ (EVO) ドッグフード ターキー&チキン」を参考にしています。

イノーバエボでは、主原料に七面鳥肉や鶏肉を使用している上、グレインフリーなので、消化・吸収にあまり負担をかけません。

また、トマトやニンジン、リンゴといった野菜や果物を使用しているため、天然のビタミンやミネラルを豊富にバランスよく含むことができており、他のプレミアムドッグフード(#2)に比べると、ミネラル類やビタミン類の添加がやや少なく、体への負担を軽減することができます。

その一方、少し気になる点もあるのでご紹介します。

・サーモン粉、メンハーデン粉
イノーバエボでは、サーモン粉やメンハーデン粉(#3)といった粉状のたんぱく質原料が使用されています。
粉状の原材料は、製造元となる工場とは別の工場から仕入れをしているケースが殆どのため、どのような状態や品質の食材が粉状に加工されているか分かりません。
そのため、より良質なドッグフードを追求しているメーカーや飼い主さんは、加工していない食材を使用したドッグフードを選ぶことが多いです。

・天然香料
天然香料とは、天然に得られた香料のことで、植物性と動物性があります。
高価な香料として重宝されているものが多いですが、香料の原料となる植物や動物の種類が不明のため、少し不安が残るところです。

(#2)プレミアムドッグフード
プレミアムドッグフードとは、良質な食材を使用した高価なフードのことです。
グレインフリーや無添加のドッグフードなどがこれに該当します。

(#3)メンハーデン粉
メンハーデンとは、北米大西洋沿岸に生息するニシン科の魚のことで、アメリカで作られる魚粉の多くがメンハーデンを原料にしています。

メンハーデン粉は、豚や鳥などの 哺乳類や鳥類に比べると消化・吸収の効率が悪いものの、日本犬や北方の国を原産とする犬は、何百年もの間、魚を食べて生活をしていたので、犬種によっては魚の方が体質に合っている場合もあります。

 

イノーバエボドッグフードの良い点悪い点

以下では、イノーバエボの良い点悪い点をご紹介します。

・良い点  消化・吸収の効率が良く、便が小さくなる
イノーバエボでは、穀物を使用しておらず、主原料を鶏肉としているため、消化・ 吸収の効率が良いです。
その結果、食事量が少なくて済むので、便が小さくなり、体への負担を軽減することができます。
・悪い点  取り扱い店舗が殆ど無い
現在、日本ではイノーバエボの取り扱いが殆ど無く、今回の調査では在庫を所持しているペットショップを見つけ出すことができませんでした。

ちなみに、イノーバエボのキャットフードであれば、Amazonの一部店舗で取り扱いがあります。(#4)

(#4)ドッグフードとキャットフードの違い
飼い主さんによっては、犬にキャットフードを与えることがありますが、ペットフードは対象となる動物が必要としている栄養バランスに沿って製造を行うため、犬にはドッグフードを与えて下さい。

 

イノーバエボドッグフードを食べない子がいるのはどうして?

イノーバエボは、 主原料に鶏肉を使用しており、トマトやニンジン、リンゴといった野菜や果物も含まれているので、犬が嫌う要素が見当たりません。
それでも食べないということは、原材料となる食材の品質そのものに問題があるか、比較的多く使用されている塩分を嫌って食べない場合があります。

しかし、1kg あたり2267円と決して安くはない価格帯なので、品質の悪い食材が使われている可能性はあまり高くありません。

イノーバエボの原産国であるアメリカは、ドイツやフランスといったヨーロッパ諸国に比べるとペットフードの安全性が高くないので、プレミアムドッグフードを食べ慣れた子の場合、品質が悪く感じてしまい、食べないのかもしれません。

犬がドックフードを食べたがらない場合は、そのフードに問題がある可能性が考えられるので、無理してそのフードあげ続けることはせず、他のフードに切り替えることも大切です。

イノーバエボドッグフード利用者の評判と口コミ

愛犬のアレルギー対策で購入しました。
一ヶ月ほど続けてみて、身体をかゆがっていることが少なくなったように思います。

飼い主は引き続き試していきたいのですが、肝心の本人(犬?)は味が気に入らないらしく、あまり食べなくなってしまいましたのが気がかりです。
フンの量も以前に比べ少し増えたように思います。

まだ一月ほどなのでもう少し続けてみたいと考えています。

袋がシワシワな感じで 開け口が開いてはいないものの 接着がずいぶん甘くなっていました。保存状態の悪さを感じました。喜んで食べてはくれましたが 今までのドックフードの四分の一ほど混ぜてみたら 軟便が10日程続きましたが 一応後は落ち着きました。でも やはりドックフードは保存状態が大事なので 専門店から購入するべきだと思いました。

アマゾン販売ページより引用

イノーバエボドッグフードは果たしておすすめ?総合評価は?

総合評価:B

イノーバエボは入手が難しいため、あまりおすすめできないドッグフードです。
また現在、日本をターゲットとして販売を行っていないため、万が一トラブルがあった場合、その対応がスムーズにできないことも考えられます。

アメリカ産のドッグフードにこだわるのであれば、「アーテミス」や「ニュートロ」といった大手メーカーが販売しているドッグフードが日本のペットショップに多く陳列されているため、そちらを与えることをお勧めします。

外部リンク:アマゾン販売ページへ

筆者btbj.fa略歴
2014年、ペット業に就く。
わんちゃん、ねこちゃんと触れ合う中で、多くの飼い主さんの悩みがフードにあることを知り、わんちゃん・ねこちゃんの身体に負担をかけないペットフードを多くの飼い主さんに知ってもらうため奮闘中。

病気になる前にドッグフードをチェック!!

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