丸い顔と低い鼻が特徴的なシーズー。

とても可愛らしい姿をしていますが、毛の長さやカットの仕方でがらりと印象が変わる犬種でもあります。

今回はそんなシーズーについてご紹介したいと思います。

シーズーに興味のある方は、ぜひこの記事を読んでみてください。

シーズーってどんな犬


シーズーの歴史ははっきりとわかっておらず、「チベットから中国への貢物として送られた」や、「元々中国に祖先がいて、チベットから送られた犬種と交配させて作られた
など、諸説あります。
しかし現在では中国が原産の犬として一般的に広まっています。中国の宮廷で王族たちから愛された愛玩犬です。
体高は27cm、体重は5~7kgが理想で、被毛はややウェーブがかっています。鼻筋の毛が上向きに生えていることから、顔が菊の花に似ているといわれています。
日本では90年代後半に人気犬種の上位に入り、今も安定した人気を保っている犬種です。

シーズーの性格

シーズーは陽気で活発な性格をしています。他にも感情表現が豊かで、社交的な一面もあるので、見ているだけで楽しい気分にさせてくれます。
しつけもしやすい犬種ですが、自尊心が強い部分もあるため、わがままをさせてばかりだと言うことを聞かなくなる時も。
愛玩犬としての可愛がられてきたせいか、誰にでも懐きやすい点は飼い主にとって嬉しいポイントです。

シーズーの毛色

シーズーの毛色はバリエーション豊かです。
犬種の標準を表すスタンダードでは毛色にも決まりがあるのですが、シーズーはすべての毛色が認められています。
一般的に多いのがゴールド&ホワイト、ブラック&ホワイト、レッドゴールド&ホワイトなど、白を基調とした毛色に他の色が混ざる2色タイプです。
これらの多彩な毛色はシーズーの持ち味ですね。

シーズーは短頭種

シーズーのルックスで目立つのは、鼻ぺちゃなところですよね。他にもペキニーズやフレンチブルドッグなどの鼻ぺちゃな犬たちがいますが、これらの犬種は短頭種と呼ばれています。頭蓋骨の大きさに比べてマズル(鼻の長さ)が短いのです。
中国ではシーズーを獅子狗と書きますが、ライオンに似せた犬を作りだそうとした結果、今の姿があるのかもしれません。

シーズーはアンダーショット

シーズの口元を良く見てみると、下の歯が上の歯よりも前に出ています。これをアンダーショットといいます。この受け口もシーズーの特徴といっていいでしょう。たまに歯が見えている子もいますが、スタンダードでは口を閉じている時に歯や舌が見えてはいけないとされています。

シーズーの魅力


シーズーは見た目の印象より、実際に触れ合ってみて感じる魅力がたくさんあります。
ここでそんなシーズーの魅力についてまとめました。

無駄吠えや体臭が少ない、室内犬向き

シーズーは小型犬の中でも室内で飼いやすい犬種です。その理由は無駄吠えが少ないこと。たとえ吠えたとしても、鼻が短いため鳴き声が低く、近所迷惑になるほどではありません。
また体臭も少ないところも、室内犬に向いているポイントの1つでしょう。
社交的ですから、どんな家族構成であっても上手く馴染むことができます。

カット次第でエレガントにもキュートにも

シーズーは長毛種なので、放っておくと足が隠れるほど被毛が伸びます。長い被毛を揺らしながら歩く姿は、気品を漂わせます。
逆に全身を短くカットすれば、一気に身近な親しみのある顔つきに変わります。長毛種はお手入れが大変な反面、どんなスタイルにでも変身できるところが魅力的です。

嬉しい、喜び、怒り…感情表現がわかりやすい

性格でも少し触れましたが、シーズーは本当に感情表現が豊かです。喜ぶ時は室内を駆け回ったり、お尻を振ったり、飛び跳ねたり…どんな感情なのか一目で知ることができます。また信頼できる相手の前だとお腹をさらけ出したり、ぼんやりと退屈な気持ちを表してみたり、「クーン」と甘えた声で鳴いてみたり…。
そんな素直な感情を隠さないところに惹かれる人も多いのではないでしょうか。

シーズーの価格


シーズーの価格は現在、約10~25万となっているようです。月齢が経っている個体は10万を切ることもあります。
また、ドッグショーに参加させることを目的にする場合は、通常よりも高くなる場合があります。
入手先はペットショップやブリーダーが主流です。ペットショップは実際に生態を見て選ぶことができますが、ブリーダーは親や兄弟の情報など、その犬についての詳細を知ることができます。
家族の一員になる犬ですから、決して衝動的にならず慎重に選んでくださいね。

シーズーがなりやすい病気


シーズーのような愛玩用に改良された小型犬には、さまざまな病気が起こりやすくなります。身体的な特徴が原因となる病気が多いので、どんな可能性があるのかを事前に把握しておきましょう。

目の病気

シーズーは目が大きく、周囲の毛が目にかかることで、いろいろな目の病気にかかりやすくなります。
具体的な病名としては、

乾燥性角膜炎
色素性角膜炎
角膜潰瘍
緑内障
白内障

などがあげられます。
また、シーズーのような眼球の露出面積が多い犬種は涙の量が多くなります。そのため涙やけが起こり、目の周りが茶色くなってしまいます。
目にかかる毛は結ぶか、カットするようにして、常に目の周りを清潔に保っておかなければなりません。

関連:目の充血は失明の危険!緊急性の高い犬の緑内障について解説

関連:早めに対策が重要!失明の危険性がある犬の白内障について獣医が徹底解説

呼吸器の病気

短頭種は構造上、上部気道の閉塞が起こりやすくなります。鼻息が荒くなったり、呼吸音が目立ったり、いびきが気になるようになったら要注意です。
悪化すると運動能力の低下や、チアノーゼ(粘膜が紫色に変色する)が見られるようになり、最悪呼吸ができなくなる状態に陥ります。
何かおかしいと気づいたら、すぐに動物病院で診てもらってください。

耳の病気

シーズーは垂れ耳なので、汚れが溜まりやすく通気性も悪いため、外耳炎を発症するケースが多いです。外耳炎の原因は耳垢や細菌、真菌、耳ダニ、アレルギーなどさまざまです。こうしたトラブルを防ぐには、飼い主による耳のお手入れが重要になります。

シーズーを飼う上での注意点


シーズーのような愛玩犬は、お手入れが重要になります。手がかかる子ほどかわいいと感じる方であれば適任ですが、面倒だと感じたり、忙しい毎日を送る人にとっては飼育が難しいかもしれません。
そこでシーズーを飼う時にはどんなことに注意すればいいのか、主なポイントをいくつか挙げてみました。

定期的なお手入れが大切

どんな犬種でも同じですが、犬を飼育している以上、お手入れは欠かせません。特にシーズーのような長毛種は、ブラッシングを怠ると全身毛玉だらけになってしまいます。
毛を伸ばしっ放しで放置すれば、ノミやダニの温床になり、皮膚病の原因になりかねません。ブラッシングだけでなく、耳掃除や目の周りのお手入れも必要です。
さまざまなお手入れも含めて世話ができるかどうかも、大事な判断材料になります。

季節ごとに飼育方法を変える

シーズーはダブルコートなので、暑さよりは寒さの方が得意です。とはいえ、寒冷地の夜間は急激に気温が下がることもあるので、タオルや毛布などをハウスに敷いてあげた方が良いでしょう。
夏は熱射病の危険があるため、留守にしている間も室内は冷房をかけておく必要があります。外部寄生虫が繁殖しやすい季節でもあるので、予防薬をし、皮膚に異常がないかをまめにチェックしましょう。
室内に温度計をつけると、室温管理がしやすくなりますよ。

運動不足はNG!

室内犬にありがちなのですが、トイレをケージ内で済ませるせいか、運動不足に陥る子が多いです。運動不足は肥満やストレスの原因になりますので、なるべく散歩は日課にし、運動不足にならないよう気をつけましょう。
規則正しい運動をさせることで、犬の健康に繋がります。

しつけは厳しく、過保護になりすぎないように

シーズーは利口なのでしつけは覚えやすいですが、自尊心が強く頑固な一面もあります。自分の納得いかないことは受け入れず、思い通りにならないと攻撃的になることも。
シーズーがわがままになってしまう原因には、飼い主の過保護な接し方があります。
飼い主と犬との関係が同等になってしまえば、犬は言うことを聞かなくなるものです。
甘やかしすぎて犬が上位にならないよう、子犬のうちからしつけを行っていきましょう。

まとめ

シーズーは順応性があるので、どんな環境であっても対応できます。明るくおおらかな性格から考えても、非常に飼いやすい犬種と言えるのではないでしょうか。
お手入れの面では手間がかかることもありますが、それさえも楽しいと感じれる方であれば、シーズーは楽しいパートナーになってくれると思います。

筆者紹介

Pigeonmilk
小さい頃から動物を飼育し、現在も動物関係の仕事に携わっています。また学生時代に培った動物の飼育、看護、福祉などの知識を活かした記事を書いていきたいと思っています。

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