日本でも沖縄嘉手納基地や東京横田基地の飼い主さんが、オフベースで、診察台に載せるのが大変な大型犬(しかも肥満している)を連れて動物病院に通院している姿を見かける方も多いと思います。また空港でも、ペットを大型キャリアーに入れて到着や出発をする姿をよく見かけます。それだけアメリカ人にとって、ペットを連れて海外に住むのは当たり前の状況であり、逆にペットがいないと、海外でもペットを探している方に遭遇します。最近の National Pet Owners Surveyによるとアメリカ全世帯のおよそ 68%がペットを何かしら飼っているそうです。
実際の人気ペットナンバーワンはやはりワンちゃんです。そして猫ちゃん、魚、鳥、その他の小動物(ハムスターやウサギ、他)と続き、馬も当然ペットに入っています。もちろん、特に猫ちゃんや魚は複数で飼う方が多いですから、動物の数では魚がトップ、次に猫ちゃん、そしてワンちゃんとなります。では、人気のワンちゃん達のペットフード事情はどうなっているか見てみたいと思います。

アメリカのペットフード事情

動物病院では圧倒的にヒルズ療法食を使っているのは言うまでもありませんが、一般の飼い主さんの間では、スーパーやペットショップで簡単に手に入るピュリナ、ロイヤルカナン、ユカヌバ、ブルーバッファロー、など、選択肢が多すぎて迷ってしまいます。そして拘りが入ってくると、ある程度絞られて来るはずですが、これもかなり種類は多いようです。当然のことながら拘りの条件は、無添加やグレインフリー、原材料のクオリティ、となりますが、中でも購入者が多いブランドを挙げて見ます。(順番はランダムになっていますので、順位とは関係なりません。)

 

・Orijen

日本でもすっかりお馴染みのブランドで、カナダ以外にはアメリカにもブランチがあり、どこに行っても必ず好評です。アメリカでも多くの飼い主さんと専門家のプラス批評を貰っています。ダントツトップで圧倒的に購入する人が多いと言うよりも、安定した品質の良さから拘りのある方が必ずにこのブランドと決めて、非常に定着しているのかもしれません。”ワンちゃんの先祖の食べていた物と同じ物を食べさせる”という発想のフードの代名詞と言えるでしょう。

良い評判も悪い口コミも!オリジンドッグフード利用者をまとました!気になるおすすめ度と総合評価とは?

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・Fromm

創立者は、土地や労働機会の不足が深刻であったドイツから、希望に満ちたアメリカにやって来て会社を設立したそうで、歴史は150年以上あるそうです。会社はウイスコンシンにあり、種類の多さには目を見張るものがあります。当然、グルテン、グレインフリーですから、拘り派には安心しておすすめできます。また、値段もプレミアムフードの中ではかなり抑えられているので、懐にも安心です。

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・Taste of the Wild

アメリカの会社ですが、名前の通りワンちゃんが野生であるならば何を食べるかを考えて作られているフードで、グレインフリーです。消化に良く、免疫力アップが期待できる自然由来の抗酸化物質が入った美味しさ満点のフードだそうで、値段も少し抑えてあることが一層人気を呼ぶようです。原材料にはバッファローなどが使われており、正にワイルドな味がしそうです。

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・Wellness Core

二つの会社(Old Mother Hubbard , Eagle Pack Pet Food )が合わさったWellPetから出ているフードで、ホリスティック(全体を一つとして捉える)な自然派で、オーガニックではありませんが、添加物はゼロ。オリジナルフォーミュラでは、グルテンフリー、グレインフリー、副産物や小麦、大豆、とうもろこしは不使用で、グルコサミンやオメガ脂肪酸、などの体に良さそうな物てんこ盛りです。値段はそれなりではありますが、食べ始めて違いが明らかと言う方も多いようです。

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・Nature variety Instinct

ネブラスカにあるこの会社では二つのラインを出していますが、特に本能を意味する Instinctは、70%以上の動物由来の原材料と30%の野菜や果物などから出来ており、非常に人気があります。グレイン、ポテト、とうもろこし、大豆、副産物や人工添加物などは使用していません。また、チキンはケージフリー、ビーフは米国産、うさぎはファームで育てられています。値段はプレミアムフードなりですが、原材料クオリティは保証できます。過去にサルモネラなどのリコール問題がありましたが、人気は衰えていないようです。

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さて、最後に一つ、オリジナリティの高い”生食”で人気のフードを紹介します。

・Stella&Chewy”s

この会社はフローズンの生食にこだわった製品を販売している点で、どこの会社よりも、先祖が食べていた食餌に近い現代版フードを実現しているようです。原材料は90-95%の肉、器官、骨、を使い、抗生物質もホルモン剤も使われていません。また野菜や果物も当然オーガニックで、全てヒューマングレードは言うまでもありません。アメリカ以外からの最高級の原材料を取り寄せる事はあっても、中国由来の素材は使っていないこともクオリティ保証のポイントかもしれません。

残念ながら日本での販売はありません。

どのフードも製造者のペット愛が感じられますが、いずれにしてもフードは、合う、合わない、個体差が非常に大きいです。常に健康診断で問題がないことを確認し、獣医師に相談してフードを選択することをおすすめします。

rihomeopath

筆者紹介 東京出身、獣医師、医学博士、ニューヨークで人と動物のホメオパシーを4年間学び、日本では小動物臨床を10年ほど経験。馬と牛の多いノルマンディーで、フランス人夫と田舎暮らし中。

病気になる前にドッグフードをチェック!!

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