果物の代名詞ともいえる「りんご」。「1日1個のりんごで医者いらず」という諺もあるほど、栄養価もあって美味しい果物です。
人間にとって定番の食物ですが、りんごを愛犬に分けてあげても問題はないのか?りんごが犬に与える影響と与える時の注意点を解説します。

犬はりんごを食べてもよいのか?

りんごは、犬にとって毒性のある成分は含んでいませんので、食べても問題ありません。
果物の甘さを好む犬の場合は、与えるととても喜んで食べます。
もちろん、与えすぎはよくありません。犬の食事の基本は総合栄養食のドッグフードが原則です。おやつやご褒美、飼い主とのコミュニケーションの一環として、適量を与えるにとどめましょう。

りんごの栄養素

カロリー:57 kcal
水分:84.1 g
脂質:0.2 g
炭水化物:15 g(内、水溶性食物繊維:0.3 g, 不溶性食物繊維:1.2 g)
タンパク質:0.2 g
コレステロール:0 mg
ナトリウム:0 mg
カリウム:120 mg
カロテン:15 μg
ビタミンC:4 mg
カルシウム:3 mg
マグネシウム:3 mg
リン:12 mg
鉄:0.1 mg
(果肉部分100gあたり)

りんごは水分が多く、カリウムが豊富に含まれています。

犬にりんごを与えるメリット

りんごは水分が多いため、美味しく水分補給をすることができます。
カリウムには利尿作用があり、余分な塩分や老廃物を尿中から排出する効果があります。
豊富な水分との相乗効果で、尿路結石の予防効果も期待できます。

特に皮の部分には、ポリフェノールが豊富に含まれています。
ポリフェノールには抗酸化作用があり、フリーラジカル(活性酸素)から守り、身体が酸化するのを防ぎます。

りんごにはペクチンという水溶性食物繊維が含まれています。
ペクチンは、腸内の不純物を排出し、整腸作用や便秘の解消に効果があるとされています。また、ペクチンはプレバイオティクストして働き、腸内の善玉菌を増やすことで整腸作用も期待できます。

犬にりんごを与える時の注意点

・与え方の注意
人間用にカットしたサイズだと、大きすぎてうまく食べられず、喉に詰まらせることもあります。
特に皮の部分は消化しにくいため、大きいままだと消化器官にも負担がかかります。
小さいサイズにカットするか、薄くスライス、またはすりおろして食べやすいようにしてから与えましょう。

一般に出荷されているりんごには、皮に農薬が残留していることはあまりありませんが、衛生面の観点からも、よく洗ってから与えるようにしましょう。

・与えすぎ
りんごは果糖が多くカロリーが高いため、与えすぎは肥満の原因や、栄養バランスを崩すことにつながります。

食物繊維を多く含みますので、与えすぎると下痢の原因にもなります。

与える量の目安としては、一日の摂取カロリーの10%以内にとどめるようにしましょう。

関連:手作りフードの目安に!犬には1日あたりどれくらいのカロリーが必要?

・与えてはいけない部分
りんごの種や茎、葉には毒性がありますので与えてはいけません。

芯は消化しにくいため、与えないようにしましょう。

未成熟なりんごには毒性があります。流通してはいませんので、あまり心配はありませんが、誤って食べてしまうことのないよう気をつけましょう。

りんごは酸化しやすい果物です。切ってから時間が経ち、酸化して茶色くなってしまったものは与えないようにしましょう。

人間用の加工食品でも、りんごだけで作られているものは問題ありませんが、砂糖や油脂などが添加されている製品は避けるようにしましょう。

・アレルギー
稀にですが、りんごにアレルギー反応を起こす犬もいます。
初めて与えるときは、少量だけ与えてみて、アレルギー症状や拒否反応を示さないか、注意深く様子を見るようにしましょう。
アレルギーではなくても、嘔吐や下痢などの症状が出た場合は与えないようにしましょう。
筆者yukiya.hiプロフィール:
動物好きが高じてペットフード販売業を営む。大切な家族の一員として、体に良いペットフードをあげたいけれど、どうやって選べばよいのかわからないという飼い主さんに、カウンセリングを通して最適なフード選びを提案しています。

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