日本人になじみの深い犬としてあげられる柴犬。
愛らしい顔立ちをしていますが、番犬としてのイメージもありますよね。今回はそんな柴犬についてご紹介したいと思います。
この記事では、柴犬の魅力や価格、飼う上での注意点などをまとめましたので、柴犬に興味がある方はぜひ読んでみてください。

柴犬ってどんな犬?


「柴」は小さいという意味があります。その名の通り、日本犬の中では唯一の小型犬で、日本犬の祖先ともいわれています。あまり知られてはいませんが、昭和11年に日本の天然記念物として指定されました。
もともとは作業犬として活躍していた犬ですが、現代では愛玩犬としての位置づけが一般的のようです。
細い鼻先と巻き尻尾が特徴的で、素朴な顔立ちは親しみやすさを感じますね。
日本原産の犬種の中で、もっとも多く飼育されていますが、海外でも人気を博しています。

基本の毛色は3色、今では人気の白柴も

柴犬の毛色は「赤」「胡麻」「黒」の3色です。全体の8割を占める代表的な色は「赤」で、「胡麻」は赤に黒と白が混ざったような毛色をしています。「黒」は真っ黒ではなく、顔や足に「赤」や「白」が混ざります。
一般的に人気が高いのは「赤」ですが、最近では全身が真っ白い「白柴」の需要も増えてきました。交配によって生み出された「白柴」ですが、他の毛色と比べるとかなり少数のため、入手しにくく高価になりがちです。

柴犬の性格

柴犬は番犬に向いていると言われていただけあって、警戒心が強く、頑固な性格の持ち主です。作業犬の血を引いていることもあり、勇敢さも持ち合わせていますが、ケンカしやすい一面もあります。
もちろん性格は個体によって異なりますので、すべての柴犬に当てはまるとは限りませんが、例え気難しいタイプの柴犬であっても、きちんとしつけを行えば、従順な忠犬に育ってくれるでしょう。

柴犬の魅力


子犬の時はコロコロとして、つぶらな瞳がとてもかわいい柴犬ですが、成犬になれば利口な顔つきに変わります。素朴さを持つ反面、野性味溢れる姿に魅了されてしまう人も多いでしょう。
ここではそんな柴犬の魅力についてまとめました。

日本人にぴったりのパートナー

遠い昔から日本人と共に暮らしてきた柴犬は、日本人の性質に馴染みやすい性格をしています。また、日本の気候や環境に慣れているので、日本人には飼いやすいと感じるのではないでしょうか。

忠犬の素質あり

他の犬や人に対して警戒心が強いことがありますが、それは自分の縄張りを他人から守ろうとする意識が強いからです。番犬に向いているのもそれが理由ですね。
そのため、すぐに誰とでも仲良くなれるという性格ではありませんが、飼い主だけに見せる従順さは柴犬ならではのものだと思います。

一緒に運動を楽しめる

活発な性格なので、運動のしがいがあります。ドッグランへ連れて行けば元気に走り回り、日常の散歩であっても意気揚々と歩いていくでしょう。小さな獲物を追いかける狩猟本能があるので、ボール遊びをすればストレス発散にもなります。
運動好きな飼い主であれば、柴犬と遊びながら楽しく運動し、より絆を深めることができます。

外飼いでも問題なし

小型犬というと室内で飼育するイメージがありますが、柴犬は外飼いでも問題ありません。
柴犬の被毛はダブルコートといって2重構造になっています。昔から日本で暮らしてきた柴犬は、日本の気候に合わせて毛が生え替わるため、健康な犬であれば寒さが厳しい季節でも体温を保つことができるのです。
比較的無駄吠えが少ないところも、外飼いにはありがたいポイントですね。

お留守番が得意

独立心が強い柴犬は、お留守番が得意です。飼い主の姿が見当たらなくても、大人しく待っていることができます。
始めにある程度しつけは必要になりますが、飼い主に依存するタイプではないので、しっかり主従関係が築かれていれば、すんなりしつけを覚えてくれるでしょう。

柴犬の価格


柴犬の価格は、週齢や毛色によって違います。だいたい5万から20万円と幅広く、その中でも人気の赤毛は比較的安価です。
胡麻や黒、白といったもともと頭数の少ない毛色は、それよりも高く値段をつけられていることが多いですが、性別による違いはありません。
購入する際は毛色や性別を重視する人が多いと思いますが、子犬が健康であること、性格の良し悪しなどを良く吟味して選びましょう。

柴犬がなりやすい病気


どんなペットであれ、人間と同様病気にかかることがあります。病気の中には事前に予防できるものも多く、愛犬が健康的な生活を送れるかどうかは飼い主の手にかかっています。
そこで柴犬はどんな病気にかかりやすいのかを下記にまとめました。

伝染病

ウィルスや細菌が原因になって、引き起こす病気が多くみられます。
主な伝染病としては、

などがあげられます。
これらは感染力が強く、他の健康な犬に移ってしまうケースもあるため、多頭飼いをしている家庭では十分注意しなければなりません。
また、犬レプトスピラ症は細菌による感染症ですが、人獣共通感染症で人にも移る可能性があります。
上記であげた病気はすべてワクチン接種で予防することができます。
柴犬を飼い始めたらまずは動物病院へ連れていき、ワクチン接種の相談を行いましょう。

寄生虫

寄生虫には、体内で寄生する内部寄生虫と、ノミやダニなどの外部寄生虫がいます。
外飼いをさせていなくても毎日散歩に出かける場合は、寄生虫の予防薬や駆除をする必要があります。
散歩中にノミやダニが犬の体につき、人にも影響を及ぼすことがあるので注意してください。

皮膚疾患

柴犬がなりやすい皮膚疾患はさまざまあります。
真菌が原因で起こる皮膚真菌症や、アレルギー症状でじんましんが出ることもあります。
皮膚に何らかの異常がある場合、痒みや痛み、赤み、脱毛などの症状が見られます。皮膚の不快感や痒みから体を噛んでしまい、状態が悪化してしまうことも。
皮膚や被毛に異常はないかを日常的にチェックし、早期発見に努めていきましょう。

関連:犬のアレルギー性皮膚炎4つの原因について解説~その症状とは?~

柴犬を飼う上での注意点

ペットショップへ行くと、かならずといっていいほど柴犬の子犬を目にします。日本犬の中だけにとどまらず、全犬種の中でも人気が高いので入手しやすい犬種です。
しかし、いざ飼い始めてみたら予想もしていなかった問題が起こることもあります。
「こんなはずじゃなかった…」と後悔する前に、自分が飼いたいと思う犬について、飼育する上で何が必要かを把握しておきましょう。

子犬のうちは室内飼育

柴犬は外飼いができるとお伝えしましたが、まだ子犬であれば室内で飼育しましょう。子犬はまだ体が弱く病気にかかりやすいので、散歩はワクチン接種が済んだあと、獣医師の許可を得てから行うことをおすすめします。
また柴犬は自立心があるので、過剰に構われることを嫌います。子犬であってもしばらくは構い過ぎず、なるべくサークルの中で過ごさせると良いでしょう。
初めからけじめのある接し方を徹底することで、犬が飼い主の生活に合わせるようになり、上手く主従関係が作られていきます。

ブラッシング

柴犬にトリミングは必要ありません。しかし換毛期(毛が生え替わる)がある犬種なので、定期的にブラッシングを行って、被毛を清潔に保つ必要があります。
短毛だからといってそのままにしておくと、蒸れて湿疹ができたり、皮膚のトラブルを引き起こしやすくなります。
ブラッシングをしている最中に皮膚の異常を発見できることもあるので、健康チェックにもなりますよ。

吠え癖が問題になることも

なわばり意識が強く番犬向きの柴犬ですが、来客がある度に激しく吠えられては困ることもあります。ほとんどが威嚇や警戒心から起こる場合が多いです。止めさせたいと考えるなら、吠え癖を直すためのしつけが必要になります。
小さい頃から他の人や犬に慣れさせておけば吠えることは少なくなりますが、ある程度性格が決まった成犬なら、家族以外の人や犬と触れ合う機会を作り、徐々に慣れさせていくと良いでしょう。
お客さんから「おすわり」や「ふせ」の指示を出してもらい、おやつをあげてもらうことを続けていれば、知らないものへの警戒心が薄れていきます。

まとめ

柴犬は従順で飼いやすいと考える人がいる一方で、頑固でしつけが難しいから飼いにくいと考える人もいます。
犬は犬種に限らず、上下関係を築く生き物です。信頼できる飼い主に服従することは、犬にとって自然なことであり、安心感を得られることでもあります。
特に柴犬は小さい頃からしっかりしつけを行っていれば、飼い主に対して忠誠心が芽生え、立派な忠犬になってくれるでしょう。
これから柴犬を飼う方は、柴犬への理解を深めた上で、ぜひ家族へ迎え入れてあげてくださいね。

筆者紹介

Pigeonmilk
小さい頃から動物を飼育し、現在も動物関係の仕事に携わっています。また学生時代に培った動物の飼育、看護、福祉などの知識を活かした記事を書いていきたいと思っています。

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