フランスはヨーロッパでもトップのペット愛好国家で、全世帯の半分が犬、猫、ウサギ、ハムスター、魚、などを飼っていると言われています。特にここ最近では、猫の人気がが出ており、ペットを飼っている世帯のうちの 28%が猫、21%が犬という調査結果があります。少し数字が下がったとしても、やはり元々犬の国フランス、散歩している飼い主さんと沢山すれ違います。そして、問題はいつもトイレの始末。これは昔から有名ですが、自分の子の排泄の始末はしない方が多いです。あちこちに無料でビニール袋のスタンドがあって、そこから取り出せる場所が沢山あるのに残念です。フランスは靴のまま家に入りますから、足元を見て歩かないと馬の”落し物”もあるので大変です。
さて、それではその”落し物”の源であるフードは、フランスではどんなものが売れているのか興味があると思いますので、紹介してみたいと思います。

フランスのペットフード事情

フード選びにおいて最終的重要ポイントは、栄養バランスが良いことは大前提で、飼い主さんにとっては値段、ワンちゃんにとっては好み(嗜好性)ではないでしょうか。また、獣医師の観点と、飼い主さんの観点からのフード評価には、微妙な違いがあります。病院内で取り扱う一般食(病気の治療を目的とした療法食ではなく健康なワンちゃんが食べる)とされるフードについては、大手の製造会社の莫大なデータから出来上がったフードという信頼感に頼る部分があります。一方、飼い主さんの立場からは、何より人間が食べることができるグレードの原材料が使われているか気になると思いますし、添加物が入っているかどうかも気になります。
まず、フランスの動物病院で大抵置かれていて、殆どの飼い主さんも知っているし、”よく買う”ブランドの維持食を見てみます。

・ロイヤルカナン(フランス)
・ビルバック(フランス)
・ネスレ(ピュリナ・プロプラン、スイス)、
・ヒルズ(アメリカ)

日本の病院の状況と殆ど変わらないことは明らかで、実際に、多くの飼い主さんは、トップに上がるロイヤルカナンに絶大な信用を置いて、様々なグレードのフードを値段に合わせて購入もしますし、一方では必ずマイナス意見があちらこちらで上がります。それだけ話題を集まるペットフードでもあるのです。

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フランスで人気のあるドッグフード5選

どこの病院でも見つけることができるフードは、確かに買う人がとても多く販売数も半端ない訳ですが、病院と切り離して、グレインフリーなどを希望される拘りの飼い主さんに応えてくれるフードとして人気があるものを見てみます。

・Acana(カナダ)
・Orijen(カナダ)
・Carnilove(チェコ共和国)
・Maxima(スペイン)
・Taste of the Wild(アメリカ)
Acana&Orijen: カナダの同じ会社から出している異なるラインのフードです。ワンちゃんの先祖である狼が食べる物と同じような物を食べるのが生物学的に妥当であるというコンセプトで作られています。この二つの違いは、Acanaの方がタンパク質量が低く、Orijenのように、軟骨や臓器の肉は入っておらず、3種類の新鮮な肉が含まれているそうです。
Carnilove: 同じヨーロッパ、チェコの会社ですが、”大昔に人間と犬の共同生活が始まり、共通した物を食べていたが、人の食べ物が大きく多様化して、解剖学的に犬の食べられる物から離れてしまった”という事実を踏まえて、現代の飼い犬のためのフードを考案したそうです。原材料に使われている物は、大昔には狩をして手に入れていたであろうシカやカモ、キジ、イノシシ、鮭、などをベースに作られています。
Maxima: ヨーロッパ、スペインの会社です。コンセプトは上質な原料が健康を作る、ということで、全てのフードは原材料に拘り、消化しやすい形に作られています。
Taste of the Wild: アメリカの会社ですが、こちらも”先祖”の食べていた物に近い物を提供することをコンセプトに、上質な原材料使用と言われています。

しかし、飼い主さんの拘りでも、最終的にはワンちゃんが食べないと全く意味がありません。よく聞くのは”折角、買ったのに食べてくれない”というお話で、どこの国でもあるワンちゃんの好き嫌い事情です。また、フードに拘ることだけでは健康に繋がりません。適度な運動や飼い主さんとのコミュニケーション、ストレス発散、遺伝的な体質、ワンちゃんの一頭、一頭、全く条件は異なります。ワンちゃんの健康はホリスティック(全身、全体観という意味)にケアしていくことが重要です。

rihomeopath

筆者紹介 東京出身、獣医師、医学博士、人と動物のホメオパス、馬と牛の多いノルマンディーで、フランス人夫と田舎暮らしを始めたばかりです。

病気になる前にドッグフードをチェック!!

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