総合栄養食のドッグフードは、犬に必要な栄養素をバランスよく満たしています。犬は、ドッグフードと水だけで、他のものは食べなくても健康を維持することができます。獣医師によっては、ドッグフード以外を与えると栄養のバランスをとるのが難しくなるため、他の食べ物は一切与えない方が良いと考えていることもあります。
しかし、「より美味しいものを食べさせてあげたい」「作りたてのものを食べさせてあげたい」などといった考えから、手作りのごはんを与えたい方もいるのではないでしょうか。
犬のごはんを手作りする際の注意点について紹介します。

犬のご飯を手作りすることのメリット

犬に手作りのごはんを与えることには、

・犬の状態に合わせて栄養バランスを調整できる
・添加物、酸化防止剤、着色料などを摂取しないですむ
・新鮮な素材を与えられる
・犬の好みにあったごはんを与えられる
・精神的な健康に寄与する

といったメリットがあります。
ただし、栄養バランスの調整はむしろドッグフードの種類を変える方が容易なこともありますし、添加物、酸化防止剤、着色料などは犬の体に害となる成分が含まれていないドッグフードを選べば済む話ですので、あまりメリットにはならないでしょう。むしろ、無添加の人間用の食材を使うとコストが高くなるというデメリットもあります。
美味しくて新鮮なごはんを与えられるというのが主なメリットとなるでしょう。

犬のごはんが満たすべき栄養素

犬が健康を維持するために必要な栄養素とその量は、AAFCO(Association of American Feed Control Official:米国飼料検査官協会)やFEDIAF(European Pet Food Industry Federation:欧州ペットフード工業連合会)が基準値を定めています。犬が満たすべき栄養の基準が細かく公表されており、それは人間が必要な栄養素・量とは異なることを認識することが必要です。

総合栄養食のドッグフードは、これらの基準を満たしていますが、手作りのごはん1食で全て満たすのは非常に困難で、現実的ではありません。複数のメニューを組み合わせるか、またはドッグフードと組み合わせて必要な栄養素を満たす必要があります。

まずは、手作りのごはんだけにするのか、ドッグフードと組み合わせるのかをよく考える必要があります。
手作りのごはんだけで必要な栄養素を満たすためには、十分な知識と手間が必要になります。安易な考えで手作りのごはんだけに移行することは、犬の健康を損なうことにつながりますので、お勧めできません。ドッグフードと組み合わせるにしても、栄養バランスの概要や、与えてはいけないもの、与えない方が良いものなど最低限の知識は抑える必要があります。
何れにしても、相応の手間と知識が必要だという認識と決意が必須です。

犬のご飯を手作りする上での最低限の注意点

三大栄養素について、犬は人間と比べると、多くのタンパク質、脂質を必要とし、炭水化物の必要量は少なくなります。必要な塩分量なども少なく、人間の食事は全く適していませんので、人間のごはんは与えず、犬用に調理するようにしましょう。栄養バランスの知識を身につけた上で、愛犬にあったレシピを探して作るとよいでしょう。

また、犬が食べてはいけないものが含まれないように気をつけましょう。
ネギ類や、チョコレート、ぶどう類などは犬が絶対に食べてはいけないものです。当該の素材を直接は使用していなくても、気づかないうちに含まれてしまっている場合もありますので、十分に注意しましょう。

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特定の食材にアレルギーを示す場合もありますので、新しい手作りのごはんを与える際は、初めは少量にとどめ、犬の様子に変化がないか注意深く観察して、問題ないことを確認してから本格的に与えるようにしましょう。

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筆者yukiya.hiプロフィール:
動物好きが高じてペットフード販売業を営む。大切な家族の一員として、体に良いペットフードをあげたいけれど、どうやって選べばよいのかわからないという飼い主さんに、カウンセリングを通して最適なフード選びを提案しています。

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