飼い主が投げたボールやフリスビーを、犬がくわえて持ってくる遊びがあります。

犬との遊びは楽しくコミュニケーションが図れますし、お互いの信頼関係を強めることもできるので、チャレンジしてみたいと思う方も多いのではないでしょうか?

しかし投げたボールを持ってくるようにしつけるには、「オテ」や「オスワリ」といった基本のしつけよりも難しく感じるかもしれません。

そんな方々のために、今回は「モッテコイ」と「チョウダイ」のしつけ方についてご紹介します。

「モッテコイ」と「チョウダイ」を教える前に


この遊びがどういった犬種にむいているか、必要な道具など、事前に知っておいてほしい情報を以下にまとめました。

物を運ぶ遊びに適した犬種は?

ボールやフリスビーを投げて持ってくる遊びは、すべての犬種に適しているわけではありません。
アメリカンコッカースパニエルやゴールデンレトリーバーなどの猟犬は、もともと獲物と回収する仕事をしていた歴史があるので、物を運ぶのは得意です。
逆に愛玩犬はこうした物を運ぶ遊びは苦手だとされています。愛玩犬は小型が多く、口も小さいので、物をくわえるのが難しいのでしょう。
また口にくわえるものについても、素材によって苦手なものと好きなものにわかれることがあります。
物をくわえることに抵抗がなく、活発で遊びが大好きな犬であれば「モッテコイ」と「チョウダイ」のしつけが可能だと思います。

必要な道具

おもちゃ
犬が持ってくるおもちゃを用意します。犬の体型にあったサイズと素材を選んでください。種類が豊富なので初めは迷うかもしれませんが、いくつか用意して試してみると良いと思います。
ヒモのついたおもちゃは動きが出るため、犬が興味を持ちやすいのでオススメです。

ロングリード
野外で遊ばせる時に必要になります。ドッグランなどノーリードでいられる場所でも、マスターするまではリードをつけておきましょう。

おやつ
犬のごほうびとして用意します。飼い主の指示通りに動けていた時におやつを与えることで、ストレスなく教えることができます。

必要なしつけ

遊びの手順をスムーズに進めるため、事前に「オスワリ」「マテ」「コイ」を覚えさせておきましょう。
おもちゃを投げる前に「オスワリ」をさせ、ボールを投げた後にこちらから指示を出すまで「マテ」をします。ボールをくわえたら「コイ」で持ってこさせるようにします。

「モッテコイ」と「チョウダイ」の教え方


それでは具体的にどのように教えていくかをご説明します。
上手に物を運んでこさせるようにするための順序がありますので、1つ1つをしっかりマスターしていきましょう。

1.おもちゃをくわえさせて、はなす

まずはおもちゃに興味を持ってもらわなければいけません。

1. 初めはリードをつけた状態で、犬におもちゃを見せます。
2. おもちゃをゆらゆら動かしながら犬の興味を引き、犬がおもちゃをくわえたら「モッテ」と指示語を出します。
3. 「チョウダイ」と指示語を出しながら、犬がおもちゃを離すように促します。

この手順を数回繰り返して、おもちゃをくわえることとはなすことを覚えさせます。

ポイント
犬にくわえさせている間もおもちゃから手を離さないようにしましょう。おもちゃを動かす主導権が飼い主にあることをわからせるためです。

2. おもちゃを地面に置いて指示を出す

最終的に地面に落ちたおもちゃを運んでもらいたいので、おもちゃの位置を下へ移動させていきます。

1. おもちゃの位置を下に下げてから、「モッテ」と指示を出します。
2. 犬がきちんとくわえたら「チョウダイ」と声をかけて、おもちゃを取り上げます。
3. おもちゃの位置を少しずつ下げ、最終的に地面に置いた状態で行います

3. おもちゃを投げて持ってこさせる

初めは近くへ投げてください。犬に「おすわり」をさせた状態からスタートしましょう。

1. 犬の前でおもちゃを動かし、興味を引いたところで投げます。犬が自発的に取りに行こうとしたら「マテ」をさせてください。
2. 「モッテ」と声をかけておもちゃを取りに行かせます。犬が指示通りに動かないようなら、2のトレーニングをもう1度行ってください。
3. 犬がおもちゃをくわえたら、「コイ」と指示を出してリードを引きましょう。「チョウダイ」と声をかけ、おもちゃを受け取ったらおやつを与えて、褒めてあげてください。
4. 近くの距離で問題なく出来るようになったら、距離を延ばしていきましょう。

まとめ


教え方をまとめましたが、この通りに上手くいかない場合もあります。
物を運ぶことを得意とする子もいれば、おもちゃにまったく反応を示さない子もいるので、どんな犬でもできる!…といえないのが正直なところです。
おもちゃの材質を変えても無反応であれば、この遊びは不向きなのだなと割り切ることも大事です。
無理やり遊ばせようとすると、かえって犬のストレスになってしまうこともあるので注意しましょう。
また「チョウダイ」をしても、唸り声をあげて威嚇する子もいます。遊びに興奮しすぎたり、犬があなたよりも優位な立場にあると思っている可能性があります。
犬に何かを覚えさせる時は、飼い主がリーダーにならなければなりません。
上手くいかないなと思った時は、犬との関係性を見つめ直し、楽しくトレーニングができるようにしていきましょう。

筆者紹介

Pigeonmilk
小さい頃から動物を飼育し、現在も動物関係の仕事に携わっています。また学生時代に培った動物の飼育、看護、福祉などの知識を活かした記事を書いていきたいと思っています。

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