夏〜秋にかけて旬の果物「梨」。シャリシャリとした独特の歯ごたえと、みずみずしい果肉が美味しい、ヒトにとっては定番の果物ですが、愛犬に分けてあげても問題はないのか?
梨が犬に与える影響と与える時の注意点を解説します。

犬は梨を食べてもよいのか?

梨には犬にとって毒性がある成分は含んでいませんので、食べても問題ありません。
もちろん、与えすぎはよくありません。犬の食事の基本は総合栄養食のドッグフードが原則です。おやつやご褒美、飼い主とのコミュニケーションの一環として、適量を与えるにとどめましょう。

梨の栄養素

カロリー:57 kcal
脂質:0.1 g
コレステロール:0 mg
ナトリウム:1 mg
カリウム:116 mg
炭水化物:15 g(内、糖質:10g, 食物繊維;3.1g)
タンパク質:0.4 g
ビタミンA:25 IU
ビタミンC:4.3 mg
ビタミンD:0 IU
ビタミンB6:0 mg
ビタミンB12:0 ug
カルシウム:9 mg
鉄:0.2 mg
マグネシウム:7 mg
(100gあたり)

梨は、そのほとんどが水分でできており、カリウムが豊富に含まれています。

犬に梨を与えるメリット

梨は水分が多いため、美味しく水分補給をすることができます。
カリウムや、アミノ酸の一種であるアスパラギン酸には利尿作用があり、余分な塩分や老廃物を尿中から排出する効果があります。
豊富な水分との相乗効果で、尿路結石の予防効果も期待できます。

豊富な水分と食物繊維に加え、糖アルコールの一種であるソルビトールが便を柔らかくする効果があるので、便秘予防にも効果があります。
また、梨のシャリシャリとした独特の食感の源である石細胞は、消化されずに腸まで到達しますので、食物繊維と似たような働きをし、便通を良くする効果があります。

タンパク質分解酵素であるプロテアーゼも含まれていますので、多少ではありますが消化を助ける効果もあります。
犬はヒトと比べると多くのタンパク質を摂取する必要がありますので、少しでも消化を助けられるのは嬉しいところです。

犬に梨を与えるときの注意点

・与え方の注意

大きいままだと、うまく食べられず、喉に詰まらせることもありますので、食べやすい小さいサイズにカットするか、すりおろして与えるようにしましょう。

缶詰の梨はシロップが入っており、大量の糖分が含まれていますので与えてはいけません。

・与えすぎ

メリットとしてあげたように、便を柔らかくする効果がありますが、与えすぎると下痢の原因となりますので注意が必要です。
特に、冷蔵庫に入れていて冷えたままの状態だと、体を冷やしてしまうので、常温にしてから与えるようにするとよいでしょう。
お腹が弱く、下痢をしやすい犬には与えない方が無難です。

おやつを与える量の目安としては、一般的には一日の摂取カロリーの10%以内とされていますが、梨は水分が多いのでカロリーだけで考えるとかなりの量となり、与えすぎてしまいます。目安としては、体重1kgあたり5g程度にとどめるとよいでしょう。

・アレルギー

稀にですが、梨にアレルギー反応を起こす犬もいます。
初めて与えるときは、少量だけ与えてみて、アレルギー症状や拒否反応を示さないか、注意深く様子を見るようにしましょう。
アレルギーではなくても、嘔吐や下痢などの症状が出た場合は与えないようにしましょう。

・与えてはいけない部分

種や未成熟の果肉、皮、芯は与えてはいけません。
種や未成熟の果肉には毒性をもつ成分が含まれています。
皮や芯は消化ができないので、消化不良や消化器官に詰まる可能性もあります。
ヒトが食べるのと同じように皮を剥いて、芯と種を取り除き、成熟した果肉の部分だけを与えるようにしましょう。
また、捨てた部分を誤って食べてしまわないよう犬の届かないところに注意して捨てるようにしましょう。

筆者yukiya.hiプロフィール:動物好きが高じてペットフード販売業を営む。大切な家族の一員として、体に良いペットフードをあげたいけれど、どうやって選べばよいのかわからないという飼い主さんに、カウンセリングを通して最適なフード選びを提案しています。

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