人間でも、’腸閉塞’と言う名前の病気を耳にしたことがあると思います。これは動物でも決して稀な病気ではありません。特にワンちゃんの場合は、元々、何でも口に入れてしまい、異物を間違って食べてしまうことがよくあるので、その結果、腸閉塞を起こすことがあるのです。

さて、では、腸閉塞とはどのような病気なのでしょう?

これは、文字通り、腸が閉塞する、つまり、’詰まってしまう’状態を言います。腸が詰まってしまうと、もちろん、食べた物は、腸管内を移動することができなくなります。その状態が長く続いてしまうと、結果的に、詰まった部分の血液の循環は悪くなり、最終的には、腸管は壊死を起こし、重症な場合は生命の危機に陥りことがあります。

腸閉塞の原因

腸が詰まると言っても、原因は様々ですが、主なものを挙げてみたいと思います。
まず、繰り返しになりますが、異物、いわゆる、おもちゃや、道に落ちている石、棒、ビニール袋など、大きさも様々、ワンちゃんの口に入るものは、何でも危険を伴います。早食いが得意な子たちは、特に注意が必要になってきます。
また、最近では、犬糸状虫(フィラリア)予防薬がお腹の中の寄生虫も退治してくれることもあり、めっきり減りましたが、お腹の寄生虫も、大量寄生している場合は、閉塞の原因になります。
更に、場合によっては、腸管にできた腫瘍が大きくなり、結果的に、詰まる原因になったり、或いは、腸を動かす蠕動運動というものがありますが、これをコントロールする神経に異常がある場合は、食物が腸の中で動けず、そのまま腸閉塞になってしまうこともあります。

腸閉塞の症状

腸閉塞は、お腹の中で起きている病気ですから、外から見てもわかりません。しかし、外から見て、’もしかしたら、腸閉塞かもしれない?’と思われる症状があります。

代表的なものは、下痢、嘔吐、あるいは便秘です。勿論、腸閉塞の度合いや、その部位によって、症状は変わります。不完全に詰まっている場合では、たまに食欲不振や嘔吐が見られる程度で、ワンちゃんは、ちょっとしたストレスで、これらの症状を見せることが多いため、見過ごしてしまうことがあります。また、完全に詰まってしまっている場合は、詰まっている部分の口に近い方にガスが溜まって風船のように膨れ、その部分の痛みと嘔吐が続き、臭いゲップが出たり、中には、吐いた物が、便のような物であったりします。レントゲンの検査をしてみると、風船にように膨らんだ腸の画像にびっくりすることが多々あります。
痛みに関しては、動物の場合、非常に敏感になり、触ろうとすると怒ると言った態度が明らかになるので、普段おとなしい子の態度が攻撃的になったりした場合は、どこかに痛みがある可能性が考えられます。
いずれの場合も、早急な外科治療となります。

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