犬を飼う上で、ある程度のしつけは必要不可欠です。
飼い主の指示に従うよう、きちんとしつけを行うことでさまざまな問題を回避することができます。
その中でも「おいで」や「まて」のしつけは、散歩に出かけた時や他の犬と接触しそうな時に、犬の行動を制御することができるため、非常に大切です。
今回は「おいで」と「まて」のしつけ方についてご紹介します。
愛犬がなかなか言うことを聞いてくれない…という悩みをお持ちの方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

「おいで」や「まて」はどんな時に必要?


犬に「おいで」や「まて」は、「おすわり」などと同じように基本のしつけとされています。
犬の生活において役立つしつけの1つです。
これらを覚えさせることで、具体的にどのような効果があるのかをまとめてみました。

「おいで」について

「おいで」とは、飼い主の呼びかけに反応して、犬が傍までやってくるようにするしつけです。
散歩中、犬に意思をゆだねるような歩き方をしていると、勢いよく道路に飛び出してしまったり、出会いがしらに人や自転車などとぶつかってしまうなどの危険があります。
「おいで」を覚えておけば犬の行動を制御でき、危険を防ぐことができます。
リードを引っ張って進んだり、飛び出す癖がある子は「おいで」を覚えさせておいた方が良いでしょう。

「まて」について

「まて」というと、ご飯をおあずけをされている犬の姿をイメージしますが、本来は犬に我慢をさせて、飼い主の指示を待つようにしつける目的があります。
犬が他の犬や人に対して興奮したり、吠えたりした場合、「まて」をすることで落ち着かせることができます。
「おすわり」や「ふせ」と合わせて使う場合が多いです。

「おいで」と「まて」のしつけ方


「おいで」と「まて」に必要なことは、飼い主と犬との信頼関係です。信頼関係が築かれていないと、飼い主の言うことを聞かない犬になってしまいます。
犬は家族という群れの中で順位づけをします。
犬が言うことを聞いてくれない場合、もしかしたら犬に自分と同等、あるいは格下の相手と思われている可能性があるのです。
しつけを成功させるためには、犬から信頼される飼い主になることが重要です。

「おいで」はどう教える?


まずは名前を覚えさせることから始めます。飼い主が名前を呼んだらごほうびをあげて、「名前=良いことがある」と学習させます。
犬が名前をきちんと覚えたら「おいで」をしつけましょう。

1. 初めは室内で、リードをつけた状態で行います。犬と距離を離し、「おいで」と声をかけます。犬が少しでも近づいたらごほうびを与えてください。もし声をかけても反応がないようなら、リードを軽く引っ張って犬の気を引きます。
2. 慣れてきたら、今度はリードを外して行いましょう。距離を離したり、他の部屋から呼びかけたりして、状況が変わっても犬が応じるようになるまで続けます。
3. 上手にできるようになった後は、外で練習を開始します。散歩中やドッグランなどに出かけた時にも「おいで」に反応できるよう、いろいろな環境で試してみてください。

どうしても上手くいかない場合、次のような理由が考えられます。

指示語が多い
過去に嫌なことがあった

指示語について、「来い」など他の言葉に言い換えたり、「おいでおいでー」と繰り返して使ってしまうと、犬は混乱して意味を理解できないことがあります。
指示語は1つに絞って、犬が理解しやすくしてあげましょう。
また、過去に「おいで」と呼ばれた後に嫌なことをされた記憶がある犬は、また何か嫌なことをされるのはと警戒し、傍へ来たがりません。
投薬や爪切りなど、犬が苦手だと感じることを行う時は「おいで」などの指示語は使わない方が良いでしょう。「おいで=嫌なこと」と学習してしまう可能性があります。
その時にはおやつを使って、上手に引き寄せてください。

「まて」はどう教える?

1. 先に「おすわり」か「ふせ」の指示を出して、犬を待機させます。通常であれば、犬は飼い主の目を見て次の合図を待っているはずです。落ち着きがない子や、すぐに立ち上がってしまう子は、リードをつけて行いましょう。
リードを短く持ち、犬が動ける範囲を縮めた上で「おすわり」や「ふせ」をさせ、じっとしていられる時間を作ります。
2. 数秒でも待っていられたら、褒めたり、おやつをあげたりしてごほうびを与えます。
3. 少しずつ慣れてきたら、今度は「まて」の言葉を加えて、同じように待機させます。その状態で一歩後ろに下がり、犬が待っていられたらごほうびをあげましょう。
犬との距離を徐々に離していきながら、同じ動作を続けていきます。

犬が待っていられず傍へ駆け寄ってきても、叱ったり大袈裟に声を出したりするのは止めましょう。犬が言うことを聞いてくれなくても冷静に、もう1度「おすわり」からやり直してください。
また、「おいで」と同じように指示語は1つにしましょう。

「まて」をさせた後は、待機状態を解除する必要があります。「よし!」や「OK!」など、解除用の指示語を決め、声をかけてください。
指示を出しながら、しゃがんで犬と目線を合わせたり、両手を広げたりして、犬に「まて」が解除されたことを教えます。
1度にすべてを教えようとはせず、1つずつ確実に覚えさせていきましょう。

まとめ

犬にしつけをする適切な時期は、子犬の時からといわれています。
子犬は柔軟に対応しやすく覚えも早いため、すんなりとしつけを行うことができるのです。特に遊び盛りな子犬はやんちゃな面も多く、しつけが必要になる場面が出てくると思います。
なるべく早い段階から適正なしつけを行い、愛犬を危険や問題行動から防いでいきましょう。

筆者紹介

Pigeonmilk
小さい頃から動物を飼育し、現在も動物関係の仕事に携わっています。また学生時代に培った動物の飼育、看護、福祉などの知識を活かした記事を書いていきたいと思っています。

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