ドッグフードは水分含有量に応じて、ドライフード、セミモイストフード、ウェットフードの大きく3つに分けられます。愛犬に日々与えているドッグフードがどのようにして作られているのかを紹介します。

ドライフードの製造

ドライフードは、水分含有量が3~11%程度のものです。
ドライフードの製造工程は、メーカーによって異なりはしますが、基本的には次の7つの工程で作られています。

①原材料計量・混合→②クッキング→③乾燥・冷却→④コーティング→⑤計量・包装

①原材料計量・混合
ドライフードの原料となる素材は、粉砕された後、均等になるように混合されます。
②クッキング
原材料が混合されて、ドッグフードを作る準備ができると、ドライフードを完成させるために熱を通して焼き上げます。焼き上げ(クッキング)の工程には、一般的にエクストルーダーという専用の製造装置が利用されています。
エクストルーダーによる製造をエクストルージョン(日本語では押出形成)と呼びます。
115~200℃程度に熱せられた原材料を圧縮し、焼き上げながら先端の金型部分へ押し出していきます。金型によってフードの形が作られ、押し出された先からカットするとドライフードができ上がります。
熱を通すことででんぷんをα化し、消化できるようにします。(米を炊いたり、小麦からパンを焼いて 食べられる=消化できる ようにすることと同じ意味です。)
③乾燥・冷却
エクストルーダーから出てカットされたばかりのフードは、20~30%程度の水分を含んでおり、そのままの状態では保存性に劣ります。水分量を10%程度以下にして、常温で保存が可能なように乾燥・冷却をします。
④コーティング
ドッグフードによっては、嗜好性を高めるために、油脂やエキス類をフードの表面にコーティングします。
⑤計量・包装
規定の重量、包材で包装され、ドッグフードが完成します。

ウェットフードの製造

ウェットフードは、水分含有量が72~85%程度のものです。缶詰やレトルトパウチで販売されています。
ウェットフードの製造工程も、メーカーにより差異はありますが、基本的には次の8つの工程で製造されています。

①原材料処理→②金属検出→③充填→④密封→⑤殺菌→⑥冷却→⑦洗浄→⑧包装・検品

④密封で、酸素や微生物が入り込めないように遮断することで、中身のフードの安全性や保存性を確保します。さらに、⑤殺菌で、100℃以上の高温に加熱することで、微生物の増殖を防ぎ、生存できないように殺菌されます。
これらの工程を経ることで、ウェットフードは開封前であれば長期間の保存が可能となっています。

セミモイストフードの製造

セミモイストフードは、水分含有量が25~35%程度のものです。
セミモイストフードは、練り加工製品と素材ベースの製品に分けられます。

練り加工製品については、ドライフードと同様にエクストルージョンにより製造されます。メーカーにより差異はありますが、主に次の7つの工程で製造されています。

①原材料計量・混合→②練り加工成形→③クッキング→④乾燥→⑤カット→⑥金属探知→⑦包装・検品

ドライフード同様、熱を通すことででんぷんをα化し、消化できるようにします。
その後、乾燥して水分含有量を製品に応じて25~35%程度に調整してからカットします。(乾燥させずに、成形時点で適切な水分含有量の倍はそのままカットするものもあります。)

素材ベースの製品の場合も、練り加工製品と基本的には類似の工程で製造されています。

①原材料計量→②添加物混合→③浸漬→④乾燥→⑤金属探知→⑥包装・検品

素材ベースの製品は、本来はそのまま食べられるものを原材料としているので、でんぷんのα化は不要なため、加熱処理はされていません。
温度管理によって、微生物が増殖しないよう管理されています。

筆者yukiya.hiプロフィール:
動物好きが高じてペットフード販売業を営む。大切な家族の一員として、体に良いペットフードをあげたいけれど、どうやって選べばよいのかわからないという飼い主さんに、カウンセリングを通して最適なフード選びを提案しています。

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