ドッグフードは、その目的と、水分含有量という2つの軸で分類されます。

目的に応じた分類では、「総合栄養食」「間食」「その他の目的食」の3つに分けられます。
総合栄養食は、水とその食事だけで健康が維持できることを目的としたドッグフードで、毎日の主食となるものです。AAFCO(全米飼料検査官協会)の定める栄養基準を満たすことが総合栄養食の基準となります。
間食はおやつやスナックのことで、「ジャーキー」「ビスケット」「ガム類」などがあります。
その他の目的食は、特定の栄養を調整する、カロリーを補給する、あるいは嗜好増進などを目的としたフードです。一般食や副食、療法食、サプリメントなどが該当します。

水分含有量に応じた分類では、水分含有量の少ない順に「ドライフード」「セミモイストフード」「ウェットフード」の3つに分けられます。それぞれの特徴を詳しく紹介します。

ドライフード

水分含有量が3~11%のものがドライフードに該当します。
エクストルーダーと呼ばれる専用の機械を使用して作られます。短時間に大量のフードを製造が可能で、高温高圧で加熱処理を行うため、熱加工と同時に微生物の殺菌も行えます。

●ドライフードのメリット
ドライフードは、エクストルーダーの使用により低コストで大量に製造することができるので、市場価格も安くなります。
水分量が少ないため、必要な栄養を摂取するのに少量ですみます。
また、冷暗所であれば、開封後1ヶ月程度は常温で保存ができます。
※冷蔵庫での保存が推奨されていることもありますが、日本の湿度の高い環境では、冷蔵庫から出したときに湿気を吸着してしまい、かえって劣化を早めてしまいますのでお勧めできません。
●ドライフードのデメリット
ドライフードはエネルギー密度が高いので、適切に給与量を管理しないであげすぎてしまうと、肥満につながります。
フードからほとんど水分を摂取することができないので、食事以外から十分に水分をとることが必要となります。
食べる時にキブル(粒)を噛むことで、歯が優しく研磨され、歯垢・歯石の付着を予防する効果もあります。

セミモイストフード

水分含有量が25~35%のものがセミモイストフードに該当します。
ドライフードと同様にエクストルーダーにより製造されます。

●セミモイストフードのメリット
ドライフードと同様、製造コストが安いので安価に入手できます。
ドライフードと比較すると酸化は早くはなりますが、冷暗所であれば開封後も常温で保存ができます。
適度に水分を含むため嗜好性が高く、食いつきがよくなります。
●セミモイストフードのデメリット
水分含有量が多くても常温で保存可能とするため、保存料が多く含まれています。大量に摂取し続けると、犬の体に害となる懸念もあります。
嗜好性が高くかつ糖類も多く含まれているため、肥満の原因になりやすいです。
歯につきやすいので、歯垢・歯石が溜まりやすくなります。

ウェットフード

水分含有量が72~85%のものがウェットフードに該当します。
缶詰やパウチで販売されています。

●ウェットフードのメリット
犬本来の食事である、生肉の食感に最も近いので、嗜好性が高く、食いつきがよくなります。
フードの大部分が水分なので、食事だけでかなりの量の水分を摂取することができます。水をあまり飲もうとしない犬にとっては大きなメリットとなります。
水分が多いので満腹感を得やすくなるため、肥満予防にも役立ちます。
製造時に加熱処理をした後密閉するため、保存料が使われておらず、体に害となる成分が含まれずにすみます。
●ウェットフードのデメリット
ドライフードやセミモイストフードと比較するとコストが高くなります。
水分量が多いため、すぐに酸化が進みます。
開封前の保存期間は長いですが、開封後は、常温では数時間内、冷蔵庫に入れても1~2日以内に使用しきる必要があります。
歯につきやすいので、歯垢・歯石が溜まりやすくなります。
筆者yukiya.hiプロフィール:
動物好きが高じてペットフード販売業を営む。大切な家族の一員として、体に良いペットフードをあげたいけれど、どうやって選べばよいのかわからないという飼い主さんに、カウンセリングを通して最適なフード選びを提案しています。

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